両親不在のときも、ママからのミッションをしっかり遂行
とはいえ母も高齢なので、お昼ごはんのこととか、色々言っておいても忘れちゃうんですよ。それでコウに「お昼になったら冷蔵庫にアルミ容器に入ったレトルトうどんが2つあるから、それを出して作ってね。ママはヨリちゃん（母の名前）にうどんがあることを言っておくけど、きっとヨリちゃんは忘れているから、お前が『これだよ』って言わないとだめだよ」と話しておきました。あと、念を押したのは「2人で作るんだよ」ということ。アルミ容器のうどんって直火にかけて温めるものだから、母一人じゃ頼りないけれど、かといってコウも自分でガスの火を付けたりはできない。必ず2人で力を合わせてやってね、と。
病院から帰ってきて「どうだった？」と聞いたら、やっぱりヨリちゃんは忘れていて、「僕がここにあるよって言って、2人で一緒に作ったよ」とのこと。コウの頑張りには、母も感動していました。
コウは母が何度も同じ話をするのも笑って聞いてあげたりするんです。私が何かドジをしたときも「ドジママだね」って笑ってくれる。そんなふうに優しいから、女の子と遊ぶのも得意みたいです。
真面目過ぎる故に、計画が狂うとショックで大泣き
うちは子どもたちの生活のルールを細かく決めたりはしていないですね。寝る時間が夜9時半ということだけ決まっているので、いっぱい遊びたかったら宿題を早く終わらせる。そこは2人とも自分でちゃんとやりくりしています。
気分が乗らないと物事になかなか集中できないヒロに対し、コウは何も言われなくても宿題をさっさと終わらせてから遊ぼうとするし、ピアノも自主的にコツコツ練習します。でもあるとき、やり忘れていた宿題があったんです。全部終わらせて、せっかくこれから1時間ゲームができるぞ！と思っていたのに、計画が崩れてしまった。そのことがショックで、うわーっと泣き出したんです。真面目なんですよね。
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