かかりつけの産婦人科医でメンテナンスを

―― 健康面で特に気を付けていることはありますか。

野田 30代、40代の独身のころはなんにもしていませんでした。お酒の席では、独身のメリットで2次会、3次会までお付き合いをして、一人暮らしのマンションの玄関で寝ていることもしばしばあったほど。でも息子を産んでからは、息子と一日でも長く生きたいなあと思うようになりました。

 まず、人間ドックは必ず受けています。特に乳がん検査。あとは子宮頸がんの検査もやってください。これは私たちの敵です。

 それから私はホルモン療法を受けています。女性はホルモンが原因で病気になったり、精神に不調が出たりして仕事もすごく左右される。皆さんもそろそろ定期メンテナンスみたいな感じで、かかりつけの婦人科医と出会ったほうがいいと思います。

 私がホルモン療法と出会ったのは、50歳で出産したことがきっかけです。出産するときって、女性ホルモンの量がびゅーっと上がって、50歳でもお肌がプルンプルンになるんです。逆に更年期というのは女性ホルモンがどーんとなくなる。私は出産後、急激にホルモンが減る時期と更年期がぶつかって、なんとゼロになっちゃったんです。

 ある日起きたら、指の節からひじからひざから激痛で動けなくなりました。これは大変だということで、かかりつけのお医者さんのところに行って血液検査をしたら、運悪く産後と更年期がかち合って最低値になってしまったと。急遽点滴で女性ホルモンを入れて、おじさんから女に戻りました。

 皆さんも私の話を聞いたら、1週間以内になじみの婦人科に行ってほしいですね。元気で生きていくために。