学校や塾の机もクロスで拭いて、自衛しよう

 「Hydro Ag+」はインフルエンザだけでなく、黄色ブドウ球菌やO-157などの大腸菌、緑膿菌、真菌(カビ)、アシネトバクターに効果を発揮します

 「家族に発症している人がいなくても、すでに感染して病原体を持っている可能性はあります。そういう人が咳やくしゃみをすると、菌やウイルスは何メートルも飛び散ります。接触感染を防ぐために、子ども部屋、リビング・ダイニング、トイレなどで手を触れるところはしっかりと拭いてください。男の子のいる家庭なら、トイレの床にスプレーすると飛び散った尿が原因となるにおいへの対策になります。カビが気になるエアコンのフィルターにもおすすめです。外出先のトイレやフードコートでも便座やテーブルを拭いてから利用するといいですよ。学校や塾の机にも病原体はついているものと考え、子どもにクロスタイプのものを持たせて拭かせるといいでしょう」

除菌できるアルコール濃度は40~80%

 「Hydro Ag+」はもともとは医療機関向けに開発した商品なので、「病院感染対策ガイドライン」(国立大学医学部付属病院感染対策協議会制定)に従い、アルコール濃度は80%にしています。これを一般家庭でも安全に使えるように濃度を60%にしたのが家庭用の「Hydro Ag+」です。

 そのスプレーをシュッとひと吹きすると、ツンとした、予防接種の時に肌を拭く消毒用アルコールのにおいがします。

 「それがアルコール濃度60%のにおいです。アルコールは濃度が40~80%ないと殺菌効果が現われません。60~80%で最も効果が高まるので、この濃度にしているんですよ」と阿部さんは濃度の重要さについて説明してくれました。

 アルコールが60%と聞くとずいぶん濃度が高いように感じますがそうでないと除菌効果がないのです。これは初耳という方も多いのでは? 今後、除菌グッズを選ぶときはアルコール濃度をチェックしてから選んだほうがよさそうです。

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