「頭のいい子」が育つ家庭は、何が違うのか。子どもの学力や能力、才能を存分に開花させるために、親が家庭でやるべきこと、心掛けるべきことは何かを探る本連載。今回は髙田万由子さんにインタビュー。ご自身は東京大学文学部卒業で、現在はイギリスに在住。イギリスの大学で薬学と脳科学を専攻している19歳の女の子と中学校に通う12歳の男の子の母親です。そんな髙田さんに、「興味のない勉強には手をつけない」といった「男の子あるある」への対処法、読書を嫌がる息子さんを読書家に変えた秘策、小学生新聞の活用法など、子育てについて幅広いテーマにわたり、じっくり語っていただきました。3回に分けてお届けします。

<髙田万由子さんインタビュー>
【上】 髙田万由子 子の得意を伸ばす絶妙アシスト ←今回はココ
【中】 髙田万由子 新聞を子の世界広げるきっかけに
【下】 髙田万由子 外遊びで子の能動的な姿勢を育む

 髙田万由子さんは現在、19歳の娘さんと、12歳の息子さん、そして夫の葉加瀬太郎さんとともにイギリスに住んでいます。移住したのは、娘さんが8歳、息子さんが1歳のとき。時々日本に帰国しているそうですが、息子さんはほぼイギリス育ち。子どもたちが両親と話すときは日本語、学校に行けば英語で、きょうだいの会話も英語だといいます。

 「イギリスでは、日本人は補習校に行かせる方も多いのですが、娘は16歳までバイオリンを習い、週末はバイオリン漬けでしたので補習校には通いませんでした。日本語は夏休みなどに帰国した際に勉強しましたので、読み書きはほぼ問題ありません。現在、娘はイギリスの大学で薬学と脳科学を勉強中。息子は小学5年生から約1年半日本で勉強をして、日本語がペラペラになりました。現在はイギリスの中学校に通っています」(髙田万由子さん、以下同)

 娘さんと息子さんは、性格も個性も大きく違うといいます。娘さんは記憶力がよく、勉強も大好き。一方で、息子さんは学校の勉強があまり好きではなく、覚えたいものだけ覚えるという男の子にありがちなタイプだといいます。

 「息子はサッカーが大好きで、選手の出身国や国旗、チームの移籍歴などが書いてあるカードを集めていたのですが、1000枚くらい持っているカードに書かれていることをほぼ全部覚えています。選手が今どのチームにいて年棒がどのくらいでと……試合中に選手の靴を見るだけで選手のすべてが分かります。母親としては、ひそかにどうでもいい情報だと思ってしまいますけれど(笑)。

 ところが、漢字を100個覚えなさいというと1個も覚えないんじゃないかな。覚える意味を見いださないと、手をつけないんです」

次ページから読める内容

  • 生きる力は、きっとわが家で一番
  • 本を読むのを嫌がった息子にKindleを与えたら正解だった
  • 失敗から学ばせる

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