習い事探しで自らに課してきた5つの決め事

 子どもがパッションを持てる習い事を見つけるために、ボークさんが自らに課してきた決め事が5つありました。以下にご紹介します。

1 数多くの選択肢を示す
「習い事を選ぶのは子どもですが、子どもは機会を与えられなければ選ぶことはできません。数多くの経験をさせて、選択肢を広げてあげるのは親の仕事と考え、数多くの習い事にチャレンジさせてあげることを心がけてきました」

2 いろいろな人に会う機会をつくる
人間は自分以外の他人から非常に多くの影響を受けるもの。子どもの世界を大きく広げてあげられるように、全く異なるバックグラウンドを持つ人と接触させる機会をたくさん作るよう意識してきました」

3 子どもの「フロー状態」を見逃さない
「子どもが、周りの音が聞こえないほどの極度の集中状態に入ることを『フロー状態』に入るといいます。それはまさに、子どもがパッションを感じている瞬間に他なりません。自分の子どもが新しい習い事にチャレンジしている時には、フロー状態に入っているか否か、注意深く観察するよう心掛けました」

4 好きなことが見つかるまで探し続ける
好きなことは、ある日突然天から降ってくるものではなく、探さなければ見つからないものです。これぞ、という習い事になかなか出合えなくても、いつか必ず見つかると信じ、気長に探し続けました」

5 始め方、やめ方のルールを決めておく
「様々な習い事にチャレンジしてきたといっても、手当たり次第に手を出してきたわけではありません。新しい習い事を始める際には、必ず『3か月』『半年』といった期限を設け、期限内は辞めずに頑張るという、という親子ルールを設け、それを貫いてきました。また、同時期にやる習い事は二つまで、というルールも設け、次にやりたいことが出てきてもすぐに飛びつけない仕組みにしたことで、思い付きで行動せず、自分がやりたいことは何かをじっくり考える習慣を身に付けさせるようにしました」