2020年8月27日発行

今号は絵本や児童書選びのプロに聞く、おすすめの「インタラクティブ絵本」と「幼年童話」がテーマ。記事前半は乳幼児向け、後半は幼児~小学校低学年向けの内容となっています。

 読み手である子どもが絵本を指さしたり、登場人物とハイタッチしたり、手をたたいたりとアクションを取ることで、ストーリーが次の展開へと進む、読み手参加型の「インタラクティブ絵本」。乳幼児の子どもの五感を刺激し、親子のコミュニケーションにも役立つことから、近年人気を集めています。

 前半は、この「インタラクティブ絵本」について、絵本の「読み聞かせ師」であり、絵本作家でもある聞かせ屋。けいたろうさんにお話をうかがいました。

 また、記事後半では、コウノトリブックス代表・谷口とよ美さんに、見開きごとに挿絵が入った、幼児から小学校低学年の子ども向け「幼年童話」の魅力を語ってもらいました。「インタラクティブ絵本」「幼年童話」ともに、各識者がセレクトした、とっておきの5冊とおすすめ年齢(学年)も紹介します。

※出版社が推奨する対象年齢と異なる場合があります

親子で遊びながら楽しめる絵本を紹介(詳しくは3ページ)
親子で遊びながら楽しめる絵本を紹介(詳しくは3ページ)

<目次>

【1】聞かせ屋。けいたろうさんに聞く 親子でコミュニケーションできる「インタラクティブ絵本」5選

 ●「インタラクティブ絵本」ってどんなもの?
 ●読み聞かせが苦手な人にも、インタラクティブ絵本がおすすめ
 ●絵本選びに困ったときは、プロに聞いてみよう
 ●聞かせ屋。けいたろうさんセレクト 未就学児向けインタラクティブ絵本5選

【2】コウノトリブックス代表・谷口とよ美さんに聞く 文字だけの本への入り口「夢中になれる幼年童話」5選

 ●想像力を育む“物語”と、幼年童話の重要性
 ●幼年童話、親子でどう選べばいいの?
 ●音読から黙読、どうすればできるようになる?
 ●谷口とよ美さんがセレクト 幼児~小学校低学年向け幼年童話5選