お出かけしたり、おうちで遊んだりと親子で楽しむ時間を子どもの学びにつなげるためには、親は子どもとどのように関わったらいいのでしょうか。DUAL世代の皆さんの工夫を紹介している本シリーズ。今回ご登場いただくのは、埼玉県で7歳(小2)の男の子を育てているMさん(41歳/元メーカー専門職)。子どもの興味を大事にし「好き」を伸ばしたいというMさんのこだわりと工夫を紹介します。

実践例:Mさんの場合(7歳息子を育て中のママ)

 「子ども自身の興味や気持ちそのものを、大事に育てるようにしてきた」というMさん。こうした思いの背景には、幼い頃からの自身の経験があるそう。

 「運動神経には自信がありましたが、泳ぎは全く駄目でした。そこで、小学5年生の頃、水泳教室に通わせて欲しいと親に頼みました。5年生で水泳教室に通い始めるというのは一般的には遅いのですが、この時はとにかく泳げるようになりたいと本気で取り組み、1年間ですべ全ての泳ぎをマスターしました。その結果、6年生では学校の水泳大会で選手に選ばれ、『泳げない』というコンプレックスを克服し、自信を得ることができました」

 こうした体験から、自分の意志で選んだり、自分の興味から深めたりする経験にこそ、本質的な成長があると考えているMさん。わが子にも親が押し付けることなく、子どもの気持ちや興味を大事にすることを徹底してきたそう。

 「せっかくの人生だから、息子には楽しいと思うこと、興味のあることを追求してほしいと思っています。小さいうちから、興味を尊重され、大事にされてきた子は、自分が何に興味を持っているのかに対して敏感になるだろうし、興味を深める力も身に付き、自分軸で生きていけるだろうと考えています」

 そこでMさんが実践したのは、息子の興味を大事にすること。特に息子が小さい頃から興味を持って取り組んできた料理に関しては、サポートが必要な場面でも、親が上に立つことなく息子を尊重する姿勢を心がけてきたといいます。

 「料理そのものを深めてほしいというよりは、子どもの気持ちを大切にし、自分で考えやらせてみることが目的でした」。こうした関わりを続けてきた結果、小学生になってからは、「自分で決めて達成する」姿も見られるようになってきたといいます。そんなMさんの「遊び&学びサポート」の知恵と工夫を次のページから具体的に紹介していきます。

次ページから読める内容

  • やってみたい気持ちに、年齢は関係ない
  • 「好き」を軸にごっこ遊びを展開
  • 「サラダだからこっちのお皿でしょ」は言わない
  • 親が押し付けても、本質的な成長にはつながらない
  • 「週末に10回縄跳びの練習をする」と自分で決めた先にあったもの

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