しつけは理詰めで行く予定

石田どうかな、色々やっているほうだとは思いますけど。爪切りは僕の担当なんです。おっぱいを飲むのに集中している間に切るんですよ。あとは、哺乳瓶の煮沸とか、できることをやるようにしています。

――しつけは厳しくできそうですか?

石田どうだろう、厳しくなんてできるかなぁ。僕は理詰めで行くほうなんで、離乳食を食べたがらないときは、「食べんとあかんよ~。これはママが一生懸命作ったんよ。大変なんよ。ママはおっぱいから離乳食に変えていくのは寂しいんよ。君も本当はおっぱいだけのほうがいいんだろうけど、栄養とかママの思いとか、そういったことを考慮したうえで食べなさいよ」って、ずーっと言い続けるでしょうね。いつか伝わるだろうと思いながらね(笑)。

――理詰め作戦、いいかもしれませんね(笑)。双子の育児は本当に大変なので、石田さんのように積極的にやるパパだと、奥様も助かりますね。

妻に「任せろ!仮眠してていいから」

石田僕の仕事は地方に行くことも多いので、家にいられるときはできるだけ子どもと触れ合いたいので、できることはやりたいと思ってます。子どもが起きている時間は僕にとって最高の時間ですね。奥さんには「任せろ! 仮眠してていいから」って言います

――素晴らしいです!

石田そんなに大したことしてるわけじゃないんですけどね。奥さんが搾乳してくれているので、おっぱいを飲ますのも慌てることがないですし。

――夜中の授乳も、もしかしてやってらっしゃる?

石田やってます。夜中は基本、僕の担当なので。最近はないですが、夜泣きしていたころも、奥さんを起こさないように、いかに早くあやすかっていうのを心がけてましたね。

――羨ましい~。うちは、どんなに夜泣きしても、一度も夫は起きてくれませんでした。

石田ゲーム感覚というか、勝ち負けじゃないけど、「夕べはこんな方法で泣きやんでくれたよ」って、奥さんとお互いにあやし方を自慢し合ったりして、楽しみながらやっていますね

夜は奥さんを起こさないという石田さん
夜は奥さんを起こさないという石田さん

パパの仕事は「人を楽しませること」と伝えたい

――すてきな育児方法ですね。お子さんたちが物心ついてきたら、パパのお仕事について、どのように伝えていこうと考えていらっしゃいますか?

石田僕はサービス業なので、「人を楽しませる仕事をしているんだよ」と伝えようと思っています。ご飯屋さんに一緒に行ったら、「店員さんはお客さんを楽しませてくれているんだよ」と話しますし、もし感じの悪い店員さんがいたら、「あの人はサービス業ができていないんだね。ああいうことはしちゃいけないよ」って言いますね。「だから、お父さんがもしもテレビで嫌な顔をしていたら教えてね」と、そういうふうに育てたいなと思います。

――お子さんに「将来こんな夢を持ってほしい」といった希望など、職業観をどんなふうに育てていきたいでしょうか?

石田どんな職業に就いてもいいんですが、お金の大事さをちゃんと知ったうえで、一生懸命に働く人になってほしいです。手を抜く人にはなってほしくないですね。お金の大事さを教えるときも、とりあえず理詰めで行こうと思ってます(笑)。娘たちからしたら、ホントうるさい親父になるでしょうね。でも、「このうるささで、おまえたちは飯を食えているんだよ」と、説明していくつもりです。すぐに口で負けるようになるんでしょうけどね(笑)。

女の子はきっとすぐに口が達者になる!?
女の子はきっとすぐに口が達者になる!?