中学受験の受験校選びの参考になる合同説明会や学校説明会は、いつから行くべき? それぞれの説明会でチェックすべきポイントは? 元・日能研関東中学情報部マネージャーで、現在は私学妙案研究所フェローの市川理香さんに、合同説明会・学校説明会・文化祭・オープンキャンパスなど、それぞれの特徴と活用の仕方について教えていただきました。

一度にたくさんの学校に出合える合同説明会は、3年生から行くのがベター

「合同説明会は中学受験初心者にとっても、受験することが確定しているご家族にとってもオススメのイベントです」(元・日能研関東中学情報部マネージャーで、現在はフリーランスで私学妙案研究所フェローなどを務める市川理香さん)
「合同説明会は中学受験初心者にとっても、受験することが確定しているご家族にとってもオススメのイベントです」(元・日能研関東中学情報部マネージャーで、現在はフリーランスで私学妙案研究所フェローなどを務める市川理香さん)

 中学受験に欠かせない学校選び。「うちは御三家に入れたい」「大学付属校に入れたい」「母校に入れたい」など初めから目標が決まっている家庭もありますが、首都圏の場合は学校の数が多く、また保護者が地方出身者でそもそもどんな学校があるのか知らないということもあるでしょう。そんなとき、学校選びの参考になるのが、たくさんの学校が一堂に集結する合同説明会です。

 合同説明会は春から秋にかけて様々な場所で開催されています。大規模なものでいえば、毎年5月中旬に開催される「東京私立中学合同相談会~Discover 私立一貫教育~」があります。この合同説明会には、東京都の全私立中高一貫校174校が集まります。その後も大中小規模の合同説明会が続きます。また、沿線の学校が集まった説明会、女子校や男子校などの別学が集う説明会、キリスト教の学校を集めた説明会など、テーマで絞られた合同説明会もあれば、理科実験やプログラミングなどができる体験型の合同説明会もあります。

 合同説明会の活用の仕方を市川さんはこう話します。

 「一度にたくさんの学校に出合うことができる合同説明会は、そもそも中学受験をするかどうか迷っている、首都圏にどのような学校があるか分からないといった、いわゆる中学受験の初心者にもオススメです。また、いくつか気になる学校はあるけれど、志望校はまだ絞り切れていないという受験生家族にとっても、各校の違いを見るよい機会です」

 とはいえ、合同説明会は参加者の数が多く、会場まで行ってはみたものの「どこをどう回っていいのか分からなかった」「並ぶだけで疲れてしまった」という声も聞きます。賢い回り方はあるのでしょうか?

 「開場前の時間帯から並んで、開場とともに入場する人もいますが、そこまでする必要はないのではと思います。ただ、人気校は早く行かないと新年度の学校パンフレットがなくなってしまう場合もあるので、あまり遅い時間でないほうがいいでしょう」

 「合同説明会では、各校から先生方がいらして個別に相談に乗ってくれます。気になる学校があれば、事前にその学校がその合同説明会にブースを出しているか合同説明会のウェブサイトなどで確認し、まずはその学校のブースに行ってみましょう。でも、人気のあまり、長蛇の列ができていることもあります。その場合は、少し時間をずらし、その間に別の学校を回ってみることをオススメします。せっかくですから、直接、色々な学校の先生の話を聞いてみましょう。学校ごとに違いがあるのが感じられるようになってきます。そうしているうちに、わが家が私学に何を求めているかも改めて見えてくるでしょう」

 「『そもそもどんな学校があるかが分からない』という人は、学校ブースとは別に『相談コーナー』が設けられていることが多いので行ってみましょう。相談コーナーでは、私学のベテランの先生が相談に乗ってくれます。『うちの子は理科が好きなので、理科系に強い学校を知りたい』『○○駅に住んでいるので、電車で1時間以内の場所にはどんな学校があるか教えてほしい』『奨学金の制度が知りたい』など、こちらの知りたいことを伝えると、適切な情報を教えてくれます」

 では、合同説明会は何年生ぐらいから、行くのがよいのでしょうか?

次ページから読める内容

  • 合同説明会では「わが子」に焦点を当てて質問できる
  • 学校説明会では親の雰囲気もチェック! 文化祭では生徒の話を聞く
  • 出会いは大事。ただし、色々な角度から学校を見ることが大事

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