「個性」を伸ばす教育といえばアメリカ。セントラルパークの高級住宅地にある一流私立校、THE DALTON SCHOOLの教育を継承する幼稚園が東京・渋谷区にある。人と違っていても自分の考えや好みをきちんと選び、表現できる子どもを育てるとともに、友達と一緒に取り組む「協同」も大事にしている。他の幼稚園では経験できない豊かな教育内容だと人気のその園は、いったいどうやって子どもたちの力を伸ばしてくれるのだろうか。

「もっと知りたい!」子どもたちに学ぶ楽しさを

 壁にきれいに並んだ四角いタイルには、優しい色使いの卒業制作のタイルが並んでいた。1つ1つの作品はどれもテーマも色も作りも異なり、子どもたちの思いが詰まっているのを感じさせる。

 「毎年、卒業生が1つずつ作り、壁に貼り付けていくんです。卒業しても自分の作品がある。生徒にとっては、大切な思い出です」と、松田直子校長先生は作品を愛おしそうに見つめながら話す。

卒業前に1人1つずつ作って残していく思い出のタイル
卒業前に1人1つずつ作って残していく思い出のタイル

 渋谷区の落ち着いた高級住宅地エリアに、「ぜひ子どもを通わせたい」と言われるという、話題の幼稚園がある。幼稚園というよりも、一歩踏み入れると“学校”という感覚を持つ方が多いだろう。しかし、それは規則に縛られて机に座って学ぶ学校ではなく、先生たちが学びの刺激を与えてくれる、という意味での学校としての存在だ。

 それが、アメリカ・ニューヨークの高級住宅街セントラルパーク付近にある幼稚園から高校までの一流校、THE DALTON SCHOOLの日本校、「ドルトンスクール東京」だ。名古屋にも校舎を持つこのスクールでは、一流の英才教育が行われているという噂を耳にしていたが、今回実際に訪れてみて、その“誤解”と“真実”を目の当たりにした。

 それは、本当の“英才教育”とは何なのか? ということである。

 2020年の教育改革を前にあちこちで聞く「アクティブラーニング」。これを本当に既存の教育とは違った新しいスタイルで実行したいと多くの教育機関が悩んでいるが、幼児教育の段階で実現している一つの形として実行してきたのが、このドルトンスクールかもしれない

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