3.洗濯乾燥機(浴室乾燥機)

 最後の「三種の神器」は洗濯乾燥機や浴室乾燥機です。ただの洗濯機と、洗濯乾燥機は価格が全く違うので見送っている人も多いと思いますが、子どもが生まれたら洗濯乾燥機への買い替えは必須にしてもいいと思います。

 共働き夫婦だけだと、洗濯物はほとんどありませんから週末にそれぞれが一度ずつ回す、という方法でもなんとかなったりします。しかし子どもの洗濯物は毎日出てきて、「夜に洗濯して明日朝までに乾かさないと!」ということもしばしばです。梅雨時や雨が続く時期の心配も乾燥機能があれば不要になります。

 洗濯乾燥機といえば服の縮みが心配ですが、昔ほど縮み問題はひどくありません。また子どもの服については買い替えサイクルが短いので、「来年の冬はもう諦める」という割り切りも一つの手です。あるいは「タオルは洗濯乾燥機で乾燥までやるが、服は浴室乾燥機で仕上げる」と分ける方法もあります(わが家は両方あるので、使い分けで対応しています)。

 ただし、浴室乾燥機については持ち家なら新築時かリフォーム時、賃貸なら引っ越し時しか選べないのがネックです。

賃貸なら絶対に次は浴室乾燥機つきの部屋にしよう

 この中で、簡単に入手できないのは、浴室乾燥機です。新居を購入するときか、賃貸の物件探しをするときに決めておかないとなかなか得られないイクメン家電です。

 もし、子どもの誕生に合わせて引っ越しを検討しているなら、これは絶対に「浴室乾燥機あり」でフィルタリングして物件探しをしたほうがいいと思います。それくらい「あって助かる」設備です。それ以外は食洗機もロボット掃除機も、洗濯乾燥機もボーナス予算が少しあれば手を出してみることをオススメします。

 ファイナンシャルプランナーというと「無駄づかいはダメ!」と怒る仕事のように思われがちですが、価値があってコスパが高いなら高額消費も十分にアリだと思います。皿洗い時間が一日30分短縮されるだけで、年間180時間以上浮きますが、それ以上に体力的にも精神的にも楽になるはずです。

 既にボーナスを消費してしまった、という人もいるかもしれませんが、今後の家電買い替えのときにはぜひ参考にしてみてください。もしかすると、新春初売りで安値で買えるチャンスがあるかもしれませんよ。