イクメンの家事負担を軽くするならボーナスで家電を買おう

 洗濯物干しのときの、ちょっとしたポジション取りなど、細かいテクニックで家事を省力化するノウハウも色々書いてみたいところですが、今回は「冬ボーナス」という強い味方を使って、家事負担を軽くする「イクメン家電」を紹介してみたいと思います。

 よく言われていることかもしれませんが、明らかに共働き夫婦の家事負担を軽くしてくれ、イクメンにとって福音となるのは下記の3つの家電です。

1.食洗機

 食洗機は「皿洗い」というノルマをすべて男性が請け負うためには必須といってもいい家電です。朝に女性が皿洗いを終わらせるための助けにもなります。

 食洗機というとビルトインタイプを思い浮かべますから新築時かリフォーム時にしか手が出ないと考えがちですが、台所のシンクに設置するタイプもあります。食洗機メーカーのカタログを数社取り寄せて比較してみるといいでしょう。

 注意したいのは「水道配線工事」です。台所の水栓を交換し、食洗機用の枝を分ける必要があるのです。購入時の費用だけ考えていて、配線工事費用を考えていなかった、ということのないようにする必要があります。また賃貸の場合、交換したら退去時の原状復帰の費用も生じますので、頭に入れておきたいものです。

 しかしそれでも、食洗機のあるなしで、家事負担は全く変わってきます。台所が狭くなると女性が反対したとしても押し切る価値はあるはずです。

2.お掃除ロボット

 最も有名なお掃除ロボットはルンバですが、国内メーカー各社もお掃除ロボットを販売しています。値段でいえば国内メーカーのほうが安いです。

 簡単な掃き掃除であれば機械にやらせることができます。毎回完璧に部屋を回っていないこともありますが、毎日不在時に起動させていればほとんど気にならないレベルです。これで掃除機をかけるという家事を減らすことができます。

 向き不向きでいえば戸建てよりマンションのほうがお掃除ロボット向きです。フラットにすべての部屋を回れるからです。マンション住まいならお出かけ時に起動したり予約設定したりしておけば、帰宅時には掃除完了ということになります。

 お掃除ロボットを使うと副次的なメリットとして「みんなの部屋は開け放す」「床に小物を散らかさなくなる」という効果もあります。わが家でも保育園登園後か就寝後に床の小物を片付ける習慣がありますが、ロボット掃除機を使うために、大きなモノを床に散らかして放置しないということが結果的に部屋をきれいにしていると思います(といっても、全部箱に入れるのではなく一部オモチャ散乱許可ゾーンがあってそこに寄せるので、それほど大変ではありません)。

 最近では掃き掃除だけではなく拭き掃除をするお掃除ロボットもあります。フローリングの部屋の場合、クイックルワイパーなどのシートを使ってからお掃除ロボットでの拭き掃除を繰り返していると床のベタつきはほとんど気にならなくなります。