週イチ、ワンオペする時間を作ってみよう

 会社員で、残業しての退社が当たり前となっているパパの場合、職場の“空気”もあってなかなか毎日自宅で夕食とはいかないことでしょう。しかし、共働きのママは定時退社や一時間早い退社を当たり前にがんばっています。

 そこで提案したいのは、「週イチ」でパパもワンオペにチャレンジしてみることです。

 職場でノー残業デーなどを設定している曜日があれば、まずはその日から定時退社し、子どものお迎えや食事の準備、お風呂入れなどをする「パパのワンオペデー」にしてみてはどうでしょう。

 育休明けで復職したばかりのママは、もしかすると0歳児を育てていた育休中より大変な状態にあるかもしれません。育児と仕事の両立に追われているからです。

 オムツが取れた未就学児の子どもや小学生の子どもであれば、家事育児はずいぶんラクになるとはいえ、仕事も本格的に任され始めているはずで、毎日ワンオペでは肉体的にも精神的にも相当つらいと思います。

 いずれの場合でも、まずは「週イチワンオペ」を宣言し、ママには子どもが寝た後に帰ってくるように提案してみてください。映画を観に行ってもいいし、マッサージを受けてきてもいい。友達とごはんを食べに行ってもいいでしょう。仕事でどうしても残業が必要な日があれば、ママの残業日に合わせて計画的にパパが定時退社する、というのも一つの選択だと思います。

 やってみると、ママが毎日ワンオペ家事育児するのがいかに大変なことか、実感できると思います。楽しい子どもとの時間、と思ったら大間違い。泣いたりわめいたりする子どもをなだめすかしつつ、食事を作り、サーブし、片付けるのは時間との勝負です(特に未就学児の場合)。

 同僚とお酒を飲んでのんきに22時過ぎに帰宅するまでの間、共働きで働いているママは自宅でこんなサバイバルを繰り広げていたのです。子どもが寝付いた頃には、ぐったりとしてしまっていたことでしょう。

 しかしそれを週イチでもバトンタッチすることは、ママのストレス軽減になり、夫婦関係も円満になって、パパと子どもの距離を縮めるきっかけにもなるはずです。

“パパのワンオペ”、ぜひ挑戦してみて
“パパのワンオペ”、ぜひ挑戦してみて