4.日常的な家事・育児もいいが、「休み」をあげてみよう

 わが家で家事・育児をした私が怒られなくなる数日があるとすれば、妻がストレス発散ができた直後であったりします。それは家事・育児の問題ではありません。

 学生時代からの友達とのちょっとした飲み会、ママ友との食事、映画等の趣味でリラックスできた数時間、などの後はあなたの家事のちょっとしたミスも見逃してもらえることでしょう。おかしな話ですが、完璧さを追求するより効果的なはずです。

 「今日は家事・育児を何もしなくていい日」は母の日だけプレゼントするものではありません。むしろ月イチくらいであげてみてはどうでしょうか。平日でも会社の同僚との飲み会などに参加したそうなら、あなたは定時退社か半休にして家事・育児をワンオペするのです。

 家事や育児をしなくていい「時間」をまとまった形でプレゼントしてあげるのも、イクメンの工夫のしどころかもしれません。

いずれにせよ、イクメンは怒られるのが仕事である

 DUAL世帯の場合、仕事も家事・育児も両立していることになるため、どうしても女性の負担が重くなりがちです。

 男性はせめて年収対比の割合くらいは家事・育児を担当しようと前々回『本気のイクメンは育児をするより「家事メン」である』に書きましたが、ストレスを分け合うのもまた仕事だと考えてみるといいでしょう。

 そう。女性のストレスをシェアする方法の一つは、あなたが怒られることなのです。

 (でも、妻があなたに怒ったところで、怒りはコピペされるだけで、彼女の中からカットアンドペーストされているわけじゃないんですけれどね)