続けるコツは「上手な手抜き」 ズボラ家計簿記帳テクニック

 こういったアカウントアグリゲーション機能がついている家計簿アプリの代表例は、以下の通りです。

● Zaim
● マネーフォワードME
● Moneytree
● Dr.Wallet
● LINE家計簿(アプリ版)

 始めるだけなら基本的には無料ですから、冷やかし気分で口座登録などしてみてはいかがでしょうか。続けるコツはとにかく「手抜き」です。

 先ほどの自動化やカメラ機能の活用はもちろんですが、可能な限りその場で記帳してしまうクセをつけましょう。家計簿の何がつらいと言って、「忘れてしまった数件の履歴を思い出す作業」ほど、苦痛で不毛なことはありません。

 そのためには家計簿は「まとめて夜つけるもの」という発想を逆転してみましょう。「その場でつける」「数時間以内でつける」を励行するのです。スマホを立ち上げたとき、SNSやゲームを起動する前に、先に家計簿アプリを起動するようにすれば、小まめにつけることで負担も軽くなりますし、それだけで100%の記帳が驚くほど簡単に実現できます。

 苦労しても楽をしても記帳内容は変わらないのですから、とことん手抜きをしてみてください。ズボラな男性の場合、「10円単位記帳」「端数合わせしない」「大項目のみ記帳」でやってみましょう。実はこれでも十分役立つ家計簿データになりますから大丈夫です。

 「1円も漏らさずつける」などとは考えないほうがいいと思います。そんなことをしたら三日坊主どころか「一日坊主」で終わってしまいます。