テレワークに向いている仕事とは

 これは男性か女性かに限りませんが、あなたがもし、以下のような業務に集中して取り組む必要があるのなら、ぜひテレワークを試してみるべきです。

● 企画書作り
● 資料の読み込み
● 定型帳票等の大量処理
● 人事の自己評価シート作成

 これらの仕事は、「人と会わない」「作業中に中断をされない」ほうが、効率が上がる業務だと思います。企画書を作ったり、そのための資料を読み込んだりしているときに、「ちょっといい?」と呼ばれたりすると、そこで中断した5分は実質的に10分以上のロスになります。もう一度席に戻り、集中を取り戻すのにはとても時間がかかるからです。

 特に私は集中を取り戻すのに時間がかかるタイプなので、一度中断させられると、10分どころか30分以上のタイムロスのように感じます。1時間に3回も呼び止められれば、誰でも仕事に集中することはできなくなるでしょう。

 「残業時間のほうが集中できる」という人もいますが、これは本末転倒。あなたの同僚は会議室の空きをチェックし、一人で利用していることがあるかもしれません。それは賢い選択で、「日中、人がたくさんいる職場で集中するのは難しいこと」という事実を知っているからです。

 だとすれば、集中して連続稼働したい業務ほどテレワーク向きということです。先ほど定型処理とか自己評価シートなどを例に挙げましたが、あなたがもし、そうした仕事を重点的にこなす日が必要なら、テレワークのほうが効率はいいはずです。