子どもの数は願いだけでは決められない

 妊娠前から文京区の少子化対策委員長を務めていることもあり、子育て世代を対象にしたアンケートで多くの家庭が「理想の数の子どもを持てないと思う」と回答していることになぜだろうと感じていた私でしたが、該当者になるとよく分かります。子どもの数は意志だけでは決められない。パートナーの協力度合いやその他のサポート環境、仕事の内容、所得など、実に様々な因子が絡み合って決まるものなのだと深く思う。そう思うと、この少子化ぶりはやはりどれだけ子育てがしにくい社会であるのかを反映している実態数値なのであり。

 “こうあってほしい”を社会に望む強い不満や希望があるのは主に母親で、その母親世代が裁量権のあるポジションに就いている社会ではないので、この問題は根深いとしみじみ思う。

 娘が成人し、母親になるころには「そんな時代もあったのよ」と笑って話せる社会でありますようにと目を細めてしまう今日このごろです。

細川モモさんのおうちごはん
“おかずケーキ”でスクスク成長!

 1歳7カ月になり、小走りをしたり滑り台を楽しんだり、天気の良い日のお出かけが楽しみになってきた今日このごろ。週末パパは仕事なので、2人でお出かけをするときに考えるのがおやつ。子どもの身長と体重をしっかり育てるには、おやつは栄養源としての役割を果たす必要があり、幼少期において「おやつ=甘いものをあげる時間」ではなく。かといって、赤ちゃんせんべいなどは卒業してしまったので、う〜んと考える。

 最近の定番は、“おかずケーキ”ことケーク・サレ。アレルギー予防で米粉100%(ホットケーキミックスでも可)。刻んだ野菜やドライフルーツをたっぷり入れて、少々の甘みでとっても簡単にでき、冷蔵保存も冷凍保存もオッケーという優れものです(水分の多い野菜は向きません)。