「2,000人イベント」に今どきのパパママたちの「英語熱」を見た!
「Worldwide Kids」開講10周年記念イベント「 インターナショナル・プリスクール合同入園説明会」より
2017年11月4日、東京・渋谷でインターナショナル・プリスクール25園が初めて一同に介する画期的なイベント「 インターナショナル・プリスクール合同入園説明会」が開催されました。
「Worldwide Kids」開講10周年記念イベントとして行われた同説明会には、東京23区の老舗や人気のインターナショナル・プリスクールが集結しました。ずらりと並んだブースでは、園長先生やネイティブスピーカーの先生が入園説明を実施。ベビーカーを押したり、抱っこ紐をつけたりしたパパママが、「1日のカリキュラムは?」などと熱心に質問を投げかけ、説明を待つ長い行列ができるほどにぎわいを見せました。
英語を話すWKのキャラクターMimiによる乳幼児向けの英語ショーや、WK会員のための無料ワークショップなども開催され、ネイティブスピーカーの先生やキャラクターと一緒に、WKの教材の歌を歌ったり踊ったりしながら英語をいきいきと楽しむ親子の姿があちらこちらで見られました。
また、「子どもに将来、英語力をつけさせるために低年齢の今、親ができることとは?」をテーマに、英語教育研究が専門のベネッセ教育総合研究所 グローバル教育研究室室長の加藤由美子さんが特別講演を行いました。
加藤さんは、人口減社会の到来や塗り替えられる「職業地図」など子どもを取り巻く環境が激変する将来に言及。グローバル化が進み、英語はより重要になってくるものの、日本人が英語を学ぶのは言語的にも環境的にも他国の人と比べて不利であると指摘。「日本人が英語を習得するのは難しい」という大前提を知ったうえで、英語教育について考えるべきであるとアドバイスしました。
加藤さんは英語学習について「早く始めた方が、のちのち、高い英語力を身につけられることは科学的には証明されていません」としたうえで、「五感が敏感、耳が敏感、口の筋肉が柔らかくまねが上手、繰り返しをいとわない、間違いを恐れない」など乳幼児期の特徴を踏まえた「早く始めるメリット」を説明。親子の関わりを大切にして、歌や踊り、言葉のまね、なりきりやごっこ遊びなど「その子どもの発達に最もふさわしい『遊び』」として英語を乳幼児期に取り入れることを推奨しました。
(取材・文/小林浩子)