今回紹介するのは、自分だけ、夫婦だけで育児や家事を抱え込まず、第三者の力を借りようという概念、「チーム育児」を実践する浜本晴菜さんです。上編では、浜本さんが育児に第三者を加えるに当たり感じたハードルについて、また、実際、どのようにして第三者を育児に巻き込みチーム育児を実践してきたのかなどを詳しくお聞きました。

今回のDUALなヒロイン

浜本晴菜(はまもと はるな)さん。1989年生まれの30歳。夫と長女(4歳)・長男(1歳)の4人暮らし。

大学卒業後、会社員として働きながら、パラレルキャリアの実現を支援するオンラインサロンThink In Moveを主宰。現在は、エスキャリア・ライフエージェンシーが運営するコミュニティー「両立チーム育児ラボ」のコミュニティーマネジャーとして、仕事と育児の両立に「チーム」を取り入れることの大切さを広めるべく活動中。


 「親なんだから、⾃分だけで育児や家事をやるのは当たり前」

 仕事と育児・家事の両立において、そんなふうに考えている人はまだまだ多いのではないでしょうか。少し前までは、私たち夫婦もそうでした。ただ、第2子の育休中、私がインターンとしてお手伝いしていた企業で「チーム育児」という概念に出合い、考え方を変えました

 チーム育児とは、ワンオペや夫婦だけで育児や家事を乗り切るのではなく、人、モノ、サービスなどの第三者や、便利家電などのテクノロジーを取り入れ、両立環境を整えていくという考え方です。

 私たち夫婦にとって、育児に第三者を巻き込むハードルは決して低くはありませんでした。誰かの手を借りたいときというのは、家族の「緊急事態」であることがほとんどだからです。

子どもの急な発熱。それでも第三者を頼れない

 私がそうしたハードルを初めて実感したのは、第1子の育児休業明けでした。制限のある勤務体系で復帰する社員がほとんどというなか、「出産前と同じように働きたい」という思いから、フルタイムでの復帰を希望していました。

 当時担当していた商品企画やブランディング、マーケティングなどの仕事にやりがいはありました。ただ、夕方に指示された修正を翌朝までに反映し、仕上げなければならないなど突発的な仕事も多く、初めての育児と両立していくのは大変だったんですね。

 もちろん、子どもの急な発熱などを想定して、ファミリーサポートやベビーシッター、病児保育に登録するなど手は打っていました。ですが、いざ子どもが病気になると、どうしても利用することができなくて……。

 改めて考えてみて分かったのは、アウトソーシングを利用できないのには2つの理由があるということでした。

次ページから読める内容

  • 病児を預けることの罪悪感、第三者を自宅に入れる抵抗感
  • 娘の登園拒否も、チーム育児で乗り切る
  • 働くママ同士、考えていることはそこまで変わらない

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