日々のタスクをいかに改善していくかは、家事も一緒ですよね。

お迎えは18時半、子どもを寝かしつけるのは21時と、毎日時間もやることも同じ。育児には効率を当てはめたら絶対にダメなんですけど、家事に関しては、日々やることをいかに早く終わらせるかで自分の時間が決まります

夕食作りは30分以内。家事もタイムマネジメントの意識で

 家事はすべて「やり終える時間」を決めています。例えば夕食作り。ごはんは朝にセットしておいて帰宅時に炊き上がるようにしておき、メイン、副菜、汁物を30分で作ることを決めています。

 「30分で確実に終わらせる」ため、帰宅中の電車では献立を考えて、どういう順序で食材を切って進めれば時短できるかをシミュレーションします。できない日もありますが、その反省点をまた翌日の夕食作りに生かします。

 「こうしたら早くできるかな?」「こうしたいからこうやってみよう」など、先を読みながら意識するだけで、どんどん早く作れるようになりました。

 30分で作り終えてテーブルに並べたら、すぐ食べずに子どもとお風呂に入ります。上の子がかなりの猫舌なので、お風呂に入っている間に、冷ますわけです。

 一石二鳥できることを常に探しているところはあります。20時40分すぎには子どもたちと寝室に行きますが、寝かせている間に洗濯機を回します。寝かしつけを終えたら、洗濯物を干し、乾いた洗濯物を畳み、部屋を片付けて翌日の準備…といった具合です。

 そうこうしているうちに、夫が帰宅します。夫は朝の出勤も早いので、平日の朝の準備や保育園の送迎、お迎えから寝かしつけまでは私が一人でやっています。

 夫の家事・育児への意識が低いわけではないのですが、消防士という職種や勤務地までの距離など、仕事の環境上難しいところもあるので仕方ない部分はあります。

 仕事同様に業務改善の意識で向き合っていけば、自分の中でルーティンもできますから、いつの間にか慣れましたし、多少なりとも自分の時間もできてきます。

 パパッと家事を終えて、自分だけのためにネイルをする時間が私の楽しみ。ちょっとでも自分がきれいになれると、特に爪は自分の目に触れやすいからテンションも、モチベ―ションも上がるんですよね。

(取材・構成/平山ゆりの 写真/坂斎清)