みんなの前で英語スピーチも!

寮の部屋の様子
寮の部屋の様子

 いつものホテル旅とは異なる宿泊スタイルも新鮮だった。滞在中に泊まった寮は、シンプルなワンルームスタイル。シャワーとトイレは吉川さん家族の2部屋で共同。同時期に参加している他の家族(ほとんどが日本人だった)4~5組と、アットホームな雰囲気で交流も楽しめた。

 吉川さんは妻と長女と同室に、長男は一緒に単身参加した幼なじみと同じ部屋に宿泊。幼なじみは、親元を離れて吉川さん一家と行動を共にしていたが、途中ホームシックになりかけていた。でもそれも、時間と慣れが解決してくれた。レッスンの間の短い休み時間を使って近年齢同士で中庭で遊ぶ子どもたちの姿に、順応性の高さを感じたそう。

 レッスンが休みになる週末にはリフレッシュ。現地の人しか行かないプールや屋台村巡りを楽しむことができた。現地の暮らしに触れたかった吉川さんは、家族のみんなが起き出す前に早起きして、一人で市場まで買い物に出かけたことも。子どもたちも現地のスーパーで買い物のやり取りができるくらいに、英語で話すことに慣れていった。

 プログラムの最終日には、一人ひとり、みんなの前で感想を英語で発表するスピーチにチャレンジ。簡単でも、自分なりに気持ちや感謝の言葉を伝えるわが子たちの姿に、吉川さんは成長を感じたという。

左/学校の中庭。右/近所のスーパーで買い物
左/学校の中庭。右/近所のスーパーで買い物
左/学校の中庭。右/近所のスーパーで買い物