「0歳から100歳まで輝ける場所」をコンセプトに、小さな子どもからお母さん・お父さん、祖父母世代まで、様々な年代が集う「いろむすびcafe」(東京・北区)。創業者で店長の高畑麻純さんの作るランチやスイーツは、素材にこだわった体に優しい手作りメニューでママや子どもたちに人気です。今回は忙しいママにぴったりの簡単ヘルシーな「豆腐ドーナツ」をご紹介いただきます。

安心安全な食材で、人のぬくもりを感じるごはんを作りたい

日経DUAL編集部 お店をオープンして2年半。お子さんを連れたママたちで盛況ですね。

いろむすびcafeの店長を務める高畑麻純さん。店舗の運営からメニュー開発、食育指導まで幅広く手がける
いろむすびcafeの店長を務める高畑麻純さん。店舗の運営からメニュー開発、食育指導まで幅広く手がける

高畑さん(以下、敬称略) おかげさまでテレビの情報番組や地域紙などに取り上げられることも増え、ランチタイムやカフェで開催しているイベントへ大勢の方がいらしてくださいます。7、8割がお子さんを連れたママさんたちなのですが、地域のシニアの方も増えてきましたね。

―― まさに「多世代交流の場」になりつつあるんですね。ランチやスイーツもおいしいと評判ですが、何かこだわっていらっしゃる点はあるんでしょうか?

高畑 そうですね。オープン当初から、来てくださった皆さんに「心も体も健やかになれるごはん」を提供したいと思っていたので、食材は無農薬や有機栽培のものを中心に調理をしています。なるべく生産者さんの顔が見える食材を使いたいという思いもありましたので、実際に地方の農家さんを訪ねてお話をさせてもらい、直接野菜や玄米、小麦粉などを仕入れてメニューを作っています。

―― それは子どもたちにも安心ですね。生産者さんの顔が見える食材というのも温かみを感じます。

高畑 「人の温かみやぬくもりを感じるごはん」を作りたいなと常々思っているので、「手作り」ということにもこだわっていますね。普段、おうちで食べるような手作りごはんが外でも食べられたらすてきだなと思ったので。家庭でも再現できるような身近なメニューが中心なので、いらした方の中には毎日の食卓のヒントにしている方もいらっしゃるようです。

―― 人が作った手作りごはんって、なぜだかとってもおいしく感じるんですよね。そのメニューをおうちに帰って自分のレパートリーに加える。いい循環が生まれていますね。今回教えてくださるおやつも、おうちですぐ作れそうなものだとか。

高畑 豆腐と小麦粉で作るドーナツなんですが、びっくりするぐらい簡単ですよ(笑)。材料もシンプルで手間もかからないので、忙しいママにもおススメしたいおやつです。では、作り方をご紹介しますね!

一口サイズで子どもたちも食べやすい豆腐ドーナツ。ココアや胡麻、きな粉などお好みの素材を混ぜてもおいしい
一口サイズで子どもたちも食べやすい豆腐ドーナツ。ココアや胡麻、きな粉などお好みの素材を混ぜてもおいしい