忙しいママでも簡単にできる、見た目もかわいい「ちょいデコごはん」など、“子どもがつい食べたくなる”レシピを雑誌や書籍で多数紹介している料理研究家の中村陽子さん。「ちょいデコがキュートなフィンガークッキー」をご紹介いただいた前回に引き続き、今回も目で見て楽しい「豆乳いちごの水玉レアチーズケーキ」をご紹介いただくとともに、もうすぐ8歳になる女の子と5歳の男の子の2人のお子さんの日々の子育てや思いについても、たっぷり語っていただきました。

子どもの自立心や考える力が伸びる大型ホワイトボードを設置

もうすぐ8歳になる娘さんと5歳の息子さんの母としても忙しい毎日を送る、料理研究家の中村陽子さん
もうすぐ8歳になる娘さんと5歳の息子さんの母としても忙しい毎日を送る、料理研究家の中村陽子さん

日経DUAL編集部(以下、――) 中村さんのご自宅の中でひときわ目を引くのが、1階のど真ん中、対面式キッチンの目の前の壁にどーんと鎮座している大型のホワイトボードなんですが、こちらはご家族内での伝言板のように使われているんですか?

中村さん(以下、敬称略) そうですね。伝達事項を書くこともありますが、子どもたちの描いた絵や作品を飾ったりするのにも使っていますね。なぜホワイトボードを取り付けようと思ったかというと、子どもが自分の頭の中でパッと思いついたことをすぐ書ける環境が欲しいなと思ったからなんです。確か以前に、「ホワイトボードがあるおうちは頭がいい子が多い」と聞いたこともあったので、「これは買うしかない!」と(笑)。娘はちょこちょこその場で思いついたことをボードに書いています。

対面式キッチンの目の前の壁に掛けている大型のホワイトボード。家族間の伝達事項を書くだけでなく、疑問に思っていることや思い付いたアイデアをメモしたり、作品を展示したりとフル活用している
対面式キッチンの目の前の壁に掛けている大型のホワイトボード。家族間の伝達事項を書くだけでなく、疑問に思っていることや思い付いたアイデアをメモしたり、作品を展示したりとフル活用している

―― 娘さんが書いた、「日曜日のしんたいそうは、12:10からだから11:20に家をでる」のメモも、とってもかわいいですね。自分で家を出る時間を考えてメモしているってことですか?

中村 そうですね。私にいつも「好きで始めた習い事なんだから、自分でスケジュール管理できないならやめてもらいます!」と言われているので、娘は危機感を感じたらしく、自分で考えてメモしました。他にも、学校や日々の生活で疑問に思ったことなども書いていますね。この前は「なんで夕日は赤くなるの?」と書いていました。会社から帰宅した夫がそれを見て、娘を呼んで、ボードを使って一生懸命説明していました。

―― まるで学校みたいですね! ホワイトボードが親子のコミュニケーションのツールにもなっているんですね。

中村 「今、この子はこんなことを考えているんだなぁ」って分かりますし、親子がつながる大切なアイテムになっている気がします。

―― ホワイトボードがきっかけで、様々ないい循環が生まれていますね。お子さんとのおやつ作りも、親子の大切な時間になっていると思いますが、今回教えてくださる「豆乳いちごの水玉レアチーズケーキ」も、よく一緒に作られるんですか?

中村 そうですね。このレアチーズケーキは火を使わず、材料を混ぜ合わせるだけなので、子どもも作りやすいおやつなんです。表面に水玉模様を入れて、見た目もかわいらしくポップに。子どものお友達が遊びに来たときのおもてなしスイーツにもピッタリです。では早速、作り方をご説明しますね!

見た目がかわいいだけでなく、ボリュームたっぷりで、風味も抜群
見た目がかわいいだけでなく、ボリュームたっぷりで、風味も抜群