今、注目の家事代行マッチングサービス「タスカジ」に登録し、料理専門のハウスキーパーとして働くYo-koさん。作り置き料理が評判の人気の“タスカジ”さんです。プライベートでは19歳の娘さんと15歳の息子さんを育て上げたベテランママ。子どもたちにも大好評の、おいしく食べられて野菜の栄養もつまった、ふんわりにんじん蒸しパンをご紹介いただきます。
■「上」 作り置きの達人が伝授 簡単なのに本格アップルパイ
■「下」 野菜の栄養たっぷり、ふんわりにんじん蒸しパン ←今回はココ
保育園と小学校の給食作りを8年経験したからこそ、見えてきたもの
日経DUAL編集部 Yo-koさんは、もともと料理やお菓子作りは好きだったんですか?
Yo-koさん(以下、敬称略) そうですね。昔から料理をするのは苦じゃなかったというか。社会人になって一人暮らしをしていたので、お弁当を作って職場に持っていったりもしました。結婚・出産して、家事の合間にお菓子やパン作りも楽しむようになって。下の子が小学校1年生になったときに、仕事を再開しようと思い、「料理を作るのは好きだから、いいかな」と、小学校の給食作りの仕事に就きました。
―― 給食のお仕事をされていたんですね。調理師の免許を取ったのですか?
Yo-ko 最初は調理補助として働きましたが、2年間働くと調理師の受験資格がもらえるので、それから受験して取得しました。小学校で5年間勤務して、次に保育園で3年間、給食の仕事をしてきましたね。
―― 学校給食のスペシャリストだからこそ、子どもたちが喜びそうな食事を熟知されていそうです。
Yo-ko それが、実際に作ってみて感じたのですが、給食のメニューって意外と子ども向けに作られていないというか。大人が食べるものとそんなに変わらないなと思ったんです。給食ではやはり栄養や食育が重視なので、保育園でも小さな子どもが苦手そうな葉物野菜のあえ物も普通に出していましたし、小学校になると「キムチご飯」「ナムル」といった韓国風など様々なジャンルのメニューを出していました。作っている私でさえも、ちょっとビックリでした。
―― 幅広いジャンルに触れるのも食育になるということでしょうか。家では食べない苦手な野菜も、給食だと周りの子たちもいるから、つられて食べてしまうこともありますよね。子どもだからと食べやすいメニューや味付けにしようとせず、そのままストレートに出すというのもありかもしれませんね。
Yo-ko うちの下の子も小学校に入る前は好き嫌いが多かったんですが、給食が始まったら食べられるものが増えて助かった記憶があります。ただ、お弁当は毎回「サンドイッチがいい」と言われてしまって。好きな具が決まっていて、ハム&チーズとジャムのみ。毎回一緒なので、たくさん作って冷凍しておいて、その日の朝に切って入れるようにしました。楽と言えば楽でしたが、母としてはもっとちょっと食べてほしいなぁという気持ちもありましたね。
―― ついつい栄養のことも考えてしまいますね。今回、ご紹介いただくにんじん蒸しパンは野菜の栄養がありながらもおいしくて、依頼者の子どもたちにも大好評だとか。ぜひ教えてください!