眞鍋かをりさんに、ママとして、妻として、仕事人としてのあれこれを語っていただくこの連載。東京のお受験事情に対して一切関心がなかったという眞鍋さんは、情報がないからこその漠然としたモヤモヤを抱えていました。そんな悩みを正直に専門家にぶつけてみたところ…。

「うちはこう!」と結論を出したい

 先日、幼児教室の先生にお会いして、お受験コンサルをやっていただきました!

 …と言うと、なんだかまるで教育ママみたいですね。そうじゃないんです。

 以前こちらの連載でも書きましたが(「眞鍋かをり 意外なほどに早く直面したお受験の現実」)、実は私、お受験に関してはめちゃくちゃ疎いんです。知育にはわりと興味があるのですが、子どもの進路に関しては、まだなーんにも考えていませんでした。自分が一度も私立の学校に通ったことがないから、別にわざわざお受験して小さいときから私立に行かなくても、大学受験で頑張ればいい。そんなふうにのんびりと構えておりました。

 しかし…周りのママさんたちと交流するうち、東京の激しいお受験事情を目の当たりにし、本当にこれでいいのか?と、自分のスタンスに焦りを感じるように。熱心なママさんに話を聞いていると、有名幼稚園や有名幼児教室と思われる名前がバンバン飛び出して、私は「え? 何すかそれ…?」状態なんですよ。

 子どもはのびのび育てたい! とは思うけれど、いま現在、選択肢の多い環境で子育てをしているのはまぎれもない事実。だったら「なんとなくコレでいいや」で行くよりは、ちゃんと考えたうえで「うちはこう!」と結論を出したい。そんなふうに思うようになりました。というわけで、子どもが2歳を過ぎたあたりから、ぼちぼち幼稚園や小学校について、考え始めたんです。

 で、まずはネットで情報を集めたり、先輩ママさんたちに話を聞いたりしたわけですが…いろんなことを言う人がいるから、めちゃくちゃ混乱する!

 でもこういうのって、家ごとに考え方が全然違うじゃないですか。いくら評判のいい幼稚園でもウチに合うかどうかは別問題だし、近くの幼稚園をスルーしてまで通わせるほど意味があるのか分からない。

   調べれば調べるほど、漠然とした不安は膨らんでいきました。

 「幼稚園受験より、小学校や中学校受験のほうが何倍も大変って本当?」
 「難関の園をお受験するとしたら、熱心に幼児教室に通って子どもにあれこれ詰め込まなきゃいけないのかな? ピリピリするのは嫌だな」
 「周りがすごいお家柄のセレブママさんたちばかりだったらどうしよう。普段着がヨガウェアな私は絶対なじめない…」

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