ダラダラスマホから抜け出すために実践していること

 単にダラダラとスマホを見るという習慣も、きっと根本から生活を変えなければ治せない! そう思い、まずは具体的な方法を紙に書いて実践することにしました。スマホ依存を克服した人の成功談を参考に、

 「朝はスマホのアラームではなく目覚まし時計で起きる」
 「寝室にスマホを持ち込まない」
 「買い物や調べ物はタブレットを使う」
 「本は現物を買って読む」
 「SNSはログアウト状態にしておく」
 「文庫本を持ち歩く」
 「スマホを触るときはまず時間確認」
 「原稿はPCで書く」

 これらをノートに書き留めて、それを守るようにしました。

 結論から言うと、これ、かなり効果がありました。

 買い物や調べ物のついでについネットを見ることがなくなりましたし、手持ちぶさたなときは手元にある本を読むことで気持ちが落ち着きました。今回の原稿も、連載第1回からずっとスマホで書いていたのですが、今初めてノートパソコンで書いています。そして久々に目覚まし時計の音で起きて気づいたのですが、スマホのアラームよりもよっぽど気持ちよく起きられるんですね。

 何より、スマホから離れてみることで、本当に必要な情報以外の無駄な文章を読むことがなくなり、気持ちが楽に! SNSも、そのつどログアウトすることでダラダラ見を防ぐことができて、時間の無駄がなくなりました。

 思えば、子どもがまだ赤ちゃんのうちは、手持ちぶさたになることなんてなかったんでしょうね。置くと寝ない子だったのでずっと抱っこしていたし、24時間一緒に過ごしていたんですから。でも、3歳を目前にだんだん手が離れてきたことで、スキマ時間をスマホに奪われるようになってしまったのだと思います。

 しかし…いまはこうしてスッキリしたような気がしていても、ちょっと誘惑に負けてしまうとすぐに再発してしまうのが依存症の怖いところ。「治った」のではなく「落ち着いた」状態なのだということを意識して、これからも生活に気を付けていきたいと思います。