
青山一丁目駅の総合点は71点、星3つ半という評価に。
東京メトロの半蔵門線と銀座線、そして都営地下鉄の大江戸線が運行する青山一丁目駅。今回は半蔵門線を調査しましたが、どの項目も基準はクリアしているものの、ベビーカーや車椅子ユーザーにとっては不便なところもあり、やや残念な結果となりました。それでは、詳細と共に見ていきましょう。
【評価1】地上と行き来するエレベーターは北青山方面に1台のみ。台形で小さめ
【子連れ視点でエレベーターをチェック!】☆☆☆半
●改札階とホームをつなぐエレベーターはホーム端寄りに1基設置、サイズは小さめ
●改札階から地上へ出るエレベーターは改札を出て右の通路突き当たりに設置。台形で小さいため入るときは注意

エレベーターは星3つ半、40点満点中27点という結果になりました。目立った減点ポイントがあるわけではないのですが、設置場所やキャパシティーなどがいまひとつといったところです。
ホームと改札をつなぐエレベーターはホーム渋谷寄りの端にあり、通常のベビーカー2台が入れる広さ。大型ベビーカーだと2台入るのは厳しいかもしれません。ホームのエレベーター入り口には、転がり防止対策のためポールが左右3本ずつ設置されています。
改札口と地上階をつなぐエレベーターは、北青山方面改札を出てすぐ右の細い通路の突き当たりに設置。1基のみのためか、平日の昼間にもかかわらず、利用者が途切れることはありませんでした。しかしエレベーターが小さく、こちらも大型ベビーカー2台が入るには厳しいサイズ。また、内部が台形になっており出口の向きも変わるため、ベビーカーを乗り入れる際には注意が必要です。
エレベーターの場所が改札から目視できないため、改札を出てすぐの柱に案内板が張られていますが、目に付きにくかったため減点対象となりました。

【評価2】トイレ入り口スロープに急勾配とカーブが。多機能トイレの利用を
【子連れ視点でトイレをチェック!】☆☆☆
●多機能トイレは1つ。男女トイレの横に回り込んだ位置に設置されている
●男女トイレ共に入り口のスロープが急勾配な上、U字カーブになっている

トイレは星3つ、20点満点中12点という評価に。
半蔵門線側のトイレは改札の近くに設置されています。男女トイレ共にベビーチェアが付いた個室が1つずつ設置されていますが、個室内部が狭くベビーカーと一緒に入ることはできません。また、どちらにもベビーシートの設置はないので、オムツ替えは多機能トイレを使いましょう。
設備が古いため劣化が目立ちましたが、トイレ内の設備は一通りそろっていました。ただ、トイレ入り口のスロープがU字にカーブしている上、勾配がやや急なため、ベビーカーでの擦れ違いに不安を覚えました。使い勝手を考慮して、減点対象としています。
ベビーカーや車椅子の場合は、男女トイレの入り口に向かって右に回り込んだ位置にある多機能トイレの利用が無難でしょう。また、女性トイレの和式便器の個室入り口が一段高くなっているので、子どもと入る場合は洋式便器がある個室利用をおすすめします。
