東京メトロ有楽町線豊洲駅(調査日:2018年9月)
東京メトロ有楽町線豊洲駅(調査日:2018年9月)

 有楽町線豊洲駅の評価は星4つの84点という結果に。どの項目も星3つ半以上というまずまずの評価となりました。それぞれの詳細を見ていきましょう。

【評価1】地上へのエレベータールートは3つ

【子連れ視点でエレベーターをチェック!】☆☆☆☆
●地下から地上へ上がるエレベーター数が3基と多い
●「ららぽーと豊洲」の最寄りは1C番出入り口。ホームからのエレベーターで上がれる「ゆりかもめ方面」の改札口からは少し離れた場所にある

 エレベーターの評価は、星4つの31点。豊洲駅の改札はららぽーと方面、駅中央、ゆりかもめ方面の3カ所にあり、地上へのエレベーターはららぽーと方面に1つ(1C番出入り口)、ゆりかもめ方面に2つ(3番出入り口・7番出入り口)設置されています。

 これまで調査してきた地下鉄駅では、改札から地上へのエレベーターは1基のみという駅がほとんど。エレベーターを使うために、目的地から遠い出入り口を使わなければいけないこともありました。豊洲駅は地上へのエレベーターが3基もあるのがうれしいところ。「ららぽーと豊洲」に行きたいとき、ゆりかもめに乗り換えたいときなど、目的地に近いエレベーターを使うことができます。

 一方で、1C番出入り口のエレベーターは改札から見えづらい奥まった場所にあり、案内看板も目立たないところに設置されています。また、少し改札から離れているため、その点が減点対象となっています。

改札階から「ららぽーと豊洲」最寄りの1C番出入り口へ向かうエレベーター。改札からは少し離れた場所にある
改札階から「ららぽーと豊洲」最寄りの1C番出入り口へ向かうエレベーター。改札からは少し離れた場所にある

 ゆりかもめ方面のエレベーター2基は、どちらも改札から見つけやすく問題なし。ただし、ゆりかもめへの乗り換えに使用する7番出入り口のエレベーターは地上まで直通ではなく、一度エレベーターを乗り継ぐ必要があります。とはいえ、乗り継ぎ先のエレベーターは目の前にあるため、迷うことはなさそうです。

 外から豊洲駅に入場するときは、ホームへ降りるエレベーターはゆりかもめ方面側にしか設置されておらず、ららぽーと方面改札から入場してしまうと使用することができないので、要注意です。

改札階からホームへ向かうエレベーター。エレベーター内はベビーカー親子が縦に2組入れる程度の大きさ
改札階からホームへ向かうエレベーター。エレベーター内はベビーカー親子が縦に2組入れる程度の大きさ