【評価3】乗り換えはなし。「萩中公園プール」へは西口が便利
●特に不便はないが東口では駅員さんに声がかけづらい印象
乗り換えの評価は16点で星4つ。大鳥居駅は乗り換えがなく、改札から駅の外へも距離が短いため不便はありません。東口の窓口はごく小さく、中の様子が見えないため、駅員さんの所在が分かりにくいこともありそうです。京急電鉄広報部からの回答では、声をかければ駅係員による手助けもしてもらえるとのことでした。
ちなみに「萩中公園プール」へは西口から徒歩6~7分のため、ベビーカーを押しての利用でも問題なく移動できるでしょう。エレベーターがない東口の地上出入り口には、車いす・ベビーカーの利用者向けに西口を案内する看板がありました。
【評価4】ホームドアの設置が望まれる
●ベビーカースペースはすべての車両にある
バリアフリー度は20点満点中14点の星3つ半。大鳥居駅のホームはホームドアが設置されておらず、これが点数に影響しました。ホームの幅はしっかりあるので、ベビーカーを押していてもさほど怖さを感じることはありませんが、ホームドアが設置されればさらに安心して利用できるようになるでしょう。今後の改善に期待したいところです。
また、大鳥居駅に停まるすべての車両には、ベビーカー・車いすスペースが用意されているとのこと。京急空港線には京急以外の鉄道会社の車両も乗り入れしていますが、京成電鉄、北総電鉄、東京都交通局のいずれも車両にはベビーカー・車いすスペースを設けているそうです。
【総合評価】エレベーター、多機能トイレのある西口がおすすめ
京急大鳥居駅は73点、星4つという評価に。東口にエレベーターがないことやトイレの減点が響いていますが、ベビーカーユーザーは西口を利用すればストレスなく移動できます。東口側のエレベーターやホームドアなど、今後のバリアフリー対策が充実すれば、さらに使いやすい駅になりそうです。
次回は、子どもたちが様々な職業を体験できる「キッザニア東京」の最寄り駅、東京メトロ有楽町線の豊洲駅を紹介します。
(取材・文/町田裕香[かみゆ]、澤田聡子)