東京臨海高速鉄道りんかい線国際展示場駅(調査日:2019年4月)
東京臨海高速鉄道りんかい線国際展示場駅(調査日:2019年4月)

 国際展示場駅の評価は星5つの97点。これまで1位だった京王井の頭線吉祥寺駅を超え、トップに躍り出ました。子連れでおでかけしやすい駅の理想型と言えそうですが、知っていると更に便利に利用できる点もありました。注意すべきポイントと併せてチェックしていきましょう。

【評価1】ホーム中央のエレベーターは、改札へのアクセス抜群

【子連れ視点でエレベーターをチェック!】☆☆☆☆☆
●エレベーターの位置はホーム中央。ベビーカー親子3組同時に乗れる広さ
●混み合う祝・休日にはエレベーター待ちする可能性も

 エレベーターは、40点満点中38点で星5つという評価になりました。

 エレベーターの位置はどこからでも行きやすいホームの中央にあり、広さも十分。ベビーカーの親子が3組同時に入れそうな、ゆったりとしたスペースでした。

 そのまま改札階に上がってみると、エレベーターを出てすぐ目の前に改札がありました。すぐに駅から出ることができる上、駅の外からも見つけやすい場所にあります。エレベーターを探して迷うことはまずないでしょう。

 こうした点から、エレベーターの基礎点は文句なしの満点になりました。ただ、国際展示場駅といえば、東京ビッグサイトでのイベント開催時には大混雑が予想されます。調査当日は平日でしたが、土日・祝日や、親子連れのイベントが開催されている日には、順番を待つ待つこともありそうです。そのため、第27回のみなとみらい駅と同じく「駅の規模に比べ、エレベーターの数が少ない」として、2点減点としています。

 また、東京臨海高速鉄道によると、このエレベーターは2020年2月上旬から3月下旬ごろにかけて工事を予定しており、使用できなくなるとのことです。期間中は階段かエスカレーターの利用となり、ベビーカーの場合は子どもを保護者が抱っこし、警備員がベビーカーの持ち運びを手伝ってくれます。この期間におでかけをする際は覚えておきましょう。

ホーム中央にあるエレベーター。エレベーターの定員は18名となっており、ベビーカー3台が同時に乗れる広さ
ホーム中央にあるエレベーター。エレベーターの定員は18名となっており、ベビーカー3台が同時に乗れる広さ

【評価2】オムツ替えシートが合計4カ所に設置

【子連れ視点でトイレをチェック!】☆☆☆☆☆
●通路や個室が広く、ベビーカーのまま個室に入ることができる
●オムツ台が男女トイレの個室に1つずつ、2つある多機能トイレにも付いており、合計4カ所でオムツ交換できる

 トイレは20点満点中19点の星5つ。改札を入って右側に設置されています。ホームにはトイレが設置されていないため1点減点となりましたが、設備自体はとても充実していました。

 通路の幅は広く、個室もゆったり。ベビーカーを押しながら個室に入ることができます。オムツ替えシートは、複数ある個室の中の一つに設置。これは男女ともに同じです。また、男女のトイレそれぞれに多機能トイレが一つずつ設置されていたこともポイント。オムツ替えは2つある多機能トイレと、先述の個室の2カ所、合計4カ所で行うことができます。

トイレの案内板。個室の数が多く、通路も広々していることが分かる
トイレの案内板。個室の数が多く、通路も広々していることが分かる