【評価3】JR中央・総武線千駄ケ谷駅までは10分以内に乗り換えOK
●JR千駄ケ谷駅への乗り換えはベビーカーと一緒なら7分程度。道は分かりやすい
乗り換えは20点満点中16点で星4つと高評価になりました。
残念だったのは、ホーム内に駅員さんが見当たらなかったこと。ベビーカーなどで手伝ってほしいときに声をかけられないため、マイナス4点の減点となっています。
同じ都営線の乗り換えはありませんが、少し歩くと乗り換えできるのはJR中央・総武線が通る千駄ケ谷駅。「A2」出入り口から出て東京体育館の方向へ道なりに進むと見えてきます。時間はベビーカーを押しながら歩いてだいたい7分。道幅が広く、ベビーカーも押しやすいので、お散歩気分で歩いてみるといいかもしれません。
【評価4】目立った問題なし。バリアフリー度は満点
●大江戸線は車両の中ほどにベビーカー・車いすスペースがある
バリアフリー度は文句なしの満点、星5つ! ホームドアが設置されており、ホームも広いのでベビーカーを押していても安心感があります。さらに、大江戸線を走るすべての編成にベビーカーおよび車いすスペースが設置されているのも、子ども連れにはうれしいところ。8両編成中4、5号車にそれぞれ1カ所ずつあるので、ホーム中ほどから乗り込むと便利でしょう。
【総合評価】東京体育館方面にもエレベーター設置を希望
都営大江戸線国立競技場駅の総合評価は64点とまずまず。ベビーカー利用者にとって使える出入り口がエレベーターの設置されている「A2」しかないことがネックになり、点数が伸びませんでした。
出入り口が多いため、最初は迷いそうですが、「A2」出入り口と国立競技場方面改札にエレベーターがあると事前に知っていれば問題なし。おでかけ前に構内図や周辺地図を見て目的地までのルートを考えたり、事前準備をしっかり整えて利用しましょう。
周辺には子連れにぴったりのおでかけスポットが多い国立競技場駅。JR千駄ケ谷駅を通り越して、少し歩けば新宿御苑の千駄ケ谷門に到着、新緑の季節のおでかけにもぴったりです。またママ記者のおすすめは明治神宮外苑にある有料の公園施設、「にこにこパーク」。長い滑り台やターザンロープ、トランポリンなどたくさんの遊具のほか、軽食を売る売店やテーブルと椅子が置いてある飲食スペースもあり、親子で1日中楽しめます。こちらも駅から徒歩10分程度とアクセスが便利です。
いかがだったでしょうか? これを参考に、皆さんのおでかけにも役立ててみてくださいね。次回は子連れにおすすめのおでかけスポット「葛西臨海公園」の最寄り駅、JR京葉線葛西臨海公園駅を紹介します。
(取材・文/淺野光穂[かみゆ]、澤田聡子)