【評価2】おむつ替えには多機能トイレのある国立競技場方面のトイレがおすすめ

【子連れ視点でトイレをチェック!】☆☆☆
●トイレは2カ所あるが、多機能トイレがあるのは国立競技場方面。おむつ替えにはこちらを使うのがおすすめ
●洋式トイレのある個室が男女トイレとも1つだけで、他は和式トイレ。トイレトレーニング中の小さな子どもは使いづらい
●東京体育館方面の男性用トイレにはベビーチェアがあり、パパと子どもだけのおでかけのときに便利

 トイレの使いやすさは20点満点中12点と平均的な評価となりました。

 国立競技場駅のトイレは国立競技場方面と東京体育館方面の改札階に1つずつ設置されており、2つのトイレにはそれぞれ特徴がありました。まず、エレベーターが設置されている「A2」出入り口側にあり、ベビーカー利用者が使いやすい国立競技場方面のトイレ。男女別のトイレにはおむつ替えシートはありませんが、ベビーカーOKの「多機能トイレ」があるのでこちらが利用できます。

 ただし、女子トイレに5つある個室のうち、洋式トイレが設置されているのは1つだけ。トイレトレーニング中の子どもにとって和式のトイレは使いづらいため1点減点となっています。

国立競技場方面のトイレ。ベビーチェアがあるのも洋式トイレの個室のみ
国立競技場方面のトイレ。ベビーチェアがあるのも洋式トイレの個室のみ

 一方、東京体育館方面のトイレには「多機能トイレ」はありません。女性用トイレにもおむつ替えシートはないのですが、なぜか男性用トイレのほうにだけおむつ替えシートが設置されていました。男性用トイレ内におむつ替えシートがあるのは珍しく、これまで調査した16の駅の中では、JR恵比寿駅、小田急線代々木上原駅、京急品川駅、JR京浜東北線関内駅に続いて5駅目。こちらのトイレも国立競技場方面のトイレ同様、洋式便所が1つしかないので要注意です。さらに全体的な個室数も国立競技場方面のトイレより少なくなっています。

 「東京2020大会までに洋式化及び温水洗浄便座を設置する予定です」(東京都交通局・広報担当)

 一方、評価できるのは、東京体育館方面の男性用トイレにはベビーチェアが設置されていた点。それを踏まえて1点加算しています。