性暴力や配偶者暴力に関する記事を書くと、「被害報告」が寄せられる

 女性に対する暴力撲滅について言えば、昨年、6月に刑法の性犯罪規定が改正されたことは、良いニュースと言えます。厳罰化を始め、いくつかの要素で改善が見られました。

 驚くのは、性暴力や配偶者暴力に関する記事を書くと、少なくない数の「被害報告」が寄せられることです。その報告を寄せる女性の多くは「活躍している女性」であり、そのような被害経験を持つとは想像すらできません。警察に届けていない人が大半です。

 こうした例を見聞きするたび、日本も他の国と同じように、女性の人権に関する発信が必要であると感じます。それは、女性の活躍と無関係ではなく、活躍を進めるための基盤なのです。

 そのようなわけで、2018年は、問題意識を共有する女性と男性たちと共に、いくつか、新しい取り組みをしていく予定です。

*都民の方に広く知って使っていただくため「概要版:女性が輝く東京 誰もが自分らしく暮らせる社会を築くために」を作りました。私が監修を手掛け、経験豊富な雑誌編集者・デザイナーの方に担当いただき、かなり見やすくなっています。こちらからPDF版をご覧いただくことができます。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/danjo/danjobyodo/0000000929.html

** 「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」日本公式サイトはこちらです。世界100カ国から1万5000人以上が集まります。
https://www.canneslionsjapan.com/cannes/about-cannes-lions

***原稿で紹介した「グラスライオン」受賞CMはこちらからご覧になれます。
https://www.adforum.com/award-organization/6650183/showcase/2017/winners?tab_category=Glass%20Lion

(写真/iStock)