毎日の朝食と平日3日の夜&週末が「家族の時間」

―― 一日の中で夫婦でコミュニケーションできる時間は、どのくらいありますか?

 

金子 朝食は必ず家族で食べます。虎がのんびりやさんなので、1時間ぐらいかかります。

 

八塩 半分ぐらいは「早く食べなさい」って怒っていますけどね。夫婦の会話は、朝のミーティング程度(笑)。

  

金子 平日週3日は夕飯も一緒に食べる、と。

八塩 土日もほぼ一緒にいます。

  

―― 始終一緒にいて仲良しでいられるコツってあるのですか?

  

金子 僕が大人だからじゃないですか?

八塩 あ~(苦笑)。

出張前、牛筋大根をまとめて作っていく父親

―― お二人の記事にも書かれていますが、お互いの親御さんと仲良しですよね。

八塩 同じような中流家庭のサラリーマンで、どちらも圧倒的な亭主関白で、いわゆる昭和の家庭です。

 

―― その亭主関白な家庭があって、金子さんのこのパパぶりを見ていると……、何か言われませんか?

八塩 すごい言われます。こちらのお母さんから、「達仁がこんなことやるなんてね~。全くやらないと思ってたから」って。「自分が仕事でしばらく家を空けるってなると、『じゃあ、牛筋大根煮ていくから』って、まとめて煮ていく」とか言うとね。

―― 牛筋大根煮ていかれるんですか? 本当にお母さんみたいですね。

 

金子 もう、カレー作っていったり。スパゲティ用のミートソースをまとめて作っていったり。

八塩 おでんとかもね。虎が産まれて、虎が食べるようになってから、圧力鍋に目覚めたということもあって。 

―― そんなに短期間で人間、変われるものなんですね。