幼児教室の宿題の習慣づけは、夫婦の頑張りどころ

―― 育児はどうですか?

 

金子 幼稚園の送り迎えはほぼ100%僕です。

八塩 お稽古事の送り迎えは半々くらい。お稽古事の宿題を見るのは、7:3ぐらいで私のほうが多いかな。夫の「3」は、「これやらせておいてね」って私が指示を出す。

―― パパに指示を出すという作業も結構大変ですよね。指示出しの労を厭わないようにするためのコツはあるのでしょうか?

八塩 目標を明確化するんです。例えば受験に関しても話し合いで「これが目標だよね。じゃあ、このお稽古事に行くのがいいよね。それであれば、宿題をやらせるのはマストだよね。私がいないんだから、誰がやる? あなたがやるしかないよね」って目標を共有する。

金子 ……なーんていう話は、一回もしてないですけどね(笑)。

八塩 でも、やるしかないでしょ、という話はしてるじゃん。

金子 宿題を手伝いたくないなんて一度も言っていないじゃない、別に。

 

八塩 一回言いましたけど(プンプン)。「俺はもう二度とやらない」って。

 

金子 それはもうぶち切れて。虎があまりにも幼児教室の宿題をやらなくて。そんなことはこの人もよく言いますけれど。

  

八塩 そういうときはしばらく時間を置いて。最初は虎も全然宿題をやらなかったけど、私が毎日、毎日、毎日やらせてたら、やるのが当然になりますよね。それで私がいないときは、「今日の分はこれだから」って渡しておくと丸付けまでやっておいてくれる。

 

金子 逆に、高田道場は、彼女が行くたびにぶち切れそうになって「私二度と行かない」って言って、もう一年以上行かなくなって。

八塩 最近、また、ちょいちょい行くようになりましたけどね。

虎ちゃんの習い事の話はこの回で……