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中学受験のプロ講師が予測 2022年度社会時事問題

衆議院選挙、新型コロナウイルス、オリンピック……2021年の振り返り、押えるべき内容は


中学受験の社会入試では、「地理」「歴史」「公民」の3分野をきっちりと分けずに、その年にあった出来事から関連する人物名やそれが行われた地名を聞いたり、歴史的な背景や問題点を書かせたりといった複合的な問題が増えています。

2021年も終わりに近づき、今年の大きな出来事がおおよそ見えてきました。2022年度どんな時事問題が出題されるのでしょうか? 中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1副代表で、社会を指導している馬屋原吉博さんに聞きました。

すべてのニュースを網羅する必要は無い

 2021年の重大ニュースといえば、何を思い出しますか? 20年に続き、世界中で新型コロナウイルスの感染が広がり、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。そんな中、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、内閣総理大臣が交代し、衆議院選挙が行われました。こうして振り返ってみると、いろいろなことがありました。

 馬屋原さんはこう話します。

 「時事問題というと、すべてのニュースを網羅しなければいけないと思い込んでいる親御さんは少なくありませんが、そこまで気を張る必要はありません。ただ、ポイントとして、その年々、押えておいたほうがいいニュースがあります。例えば、その年に内閣総理大臣が変わった場合は、かなりの確率で政治的なニュースを題材にした問題を出す学校が増えます。内閣総理大臣の名前を漢字で書かせるといった簡単な問題から、新しく誕生した省庁の名前とその役割、衆議院選挙の内容に至るまで、その問題はさまざまです」

 「選挙に関する問題は、いろいろな角度から出題されます。衆議院と参議院の議員定数といった知識問題から、比例代表の議席配分を決めるためのドント式の計算、争点とされた社会問題、選挙に関する問題点などその内容は多岐にわたります。今回の衆議院選挙についていえば、女性議員の割合が前回の10.1%から今回は9.7%に減ったことが、ニュースで大きく取り上げられていました。日本では2025年までに、国政や地方選挙の候補者に占める女性議員の割合を35%に高める目標を掲げています。それなのに、『諸外国のように女性議員が増えないのはなぜだと思いますか?』『女性議員が少ないとどんなデメリットがあると思いますか?』といった自由解答の問題を出す学校も出てくるのではないかと予測します。女子中では特にその傾向が強いかもしれません」

Check1. 大型の選挙があった年は関連する問題が出題されやすい

次ページから読める内容

  • グラフや表などの情報から何を読み取るか
  • 過去から現代まで押さえておきたいオリンピック
  • 社会入試で問われるのは、世の中にどれだけ関心があるか

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7月中学受験セミナー

馬屋原吉博 SS-1 副代表
馬屋原吉博

中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1副代表。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。筑駒・開成・桜蔭をはじめとする難関中学に多くの生徒を送り出している。必死で覚えた膨大な知識で混乱している生徒の頭の中を整理し、テスト・入試で使える状態にする指導方法が好評。『今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る』(すばる舎)、最新刊『今さら聞けない!世界史のキホンが2時間で全部頭に入る』(すばる舎)等著書多数。中学受験生&保護者向けサービス『SS-1テラス』にて、授業やトークライブをオンライン配信中。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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