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20年度中学入試の理科時事問題のキーワードは?

台風15号・19号「はやぶさ2」地下岩石採取、セミの成虫寿命…20年度中学入試は、押さえるべき内容が盛りだくさん!

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首都圏の中学受験の最大の山場、2月1日まで80日。入試直前期に押さえておきたいのが時事問題です。前回記事では、2020年度入試に出題される可能性が高い社会の時事問題を、どこの塾よりもいち早くご紹介しました。

今回は中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員で、長年理科の指導をしている辻義夫先生が、20年度の理科入試のキーワードになるニュースについて詳しく教えてくれました。4人の受験生に向けて特別に実施された「時事問題講座」の様子とともにお伝えします。(※取材は10月1日)

【天体】「はやぶさ2」が地下岩石採取に成功。一体何がすごいの?

 「中学受験の理科入試は、生物・地学・物理・化学の4分野で構成されていますが、中でも時事問題で出題されやすいのが、地学分野の『天体』です

 そう話すのは、長年、中学受験の理科を指導している辻義夫先生。では、2019年に最も話題となった天体ニュースは何でしょうか?

辻先生:「みんな『はやぶさ2』って知っている?」

4人:「知っている~!」

辻先生:「今年話題になったよね。じゃあ、どんなことをした探査機かを知っている?」

Bくん:「宇宙に行って、岩石を採ってきたんじゃなかったっけ?」

辻先生:「そう、その通り! じゃあ、宇宙のどこに行ったかは知っている?」

4人:「えーっと……」

 4人は黙り込んでしまいました。

 2019年7月11日、世界初となる小惑星内部の岩石採取を目指して、2回目の着陸に挑んだ「はやぶさ2」。目指したのは「りゅうぐう」と呼ばれる小惑星で、宇宙線などで風化していない地下物質の採取に成功したというニュースが話題になりました。でも、「それのどこがすごいの?」とピンと来ない小学生も多いことでしょう。

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