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新小4入塾テスト 学習の習慣身に付いていることが大事

難関校を目指すなら入塾時点で計算は1~2学年上、国語の文章題は1学年上レベルを目指す


11月~1月にかけて、各大手進学塾では小学3年生の2月からスタートする「4年生クラス」に向けた入塾テストが実施されます。入塾テストの目的は「入塾そのものの可否の判断」と「クラス分け」です。大手進学塾では、上位クラスで入塾しておいたほうが有利といわれています。では、入塾テストに合格するだけでなく、高得点を取るためにはどのような準備が必要なのでしょうか。中学受験のプロ家庭教師・西村則康さんに聞きました。(DUAL特選シリーズ/2020年10月26日収録記事)

そもそもの塾選び うちの子に合う塾はどこ

 中学入試の出題範囲は、小学校で勉強する内容と大きくかけ離れていて、学校の勉強だけではとても対応できません。そのため、中学受験の指導を専門とする進学塾に通うのが一般的な流れとなっています。

 しかし、ひとくちに進学塾といっても、大手で言えば首都圏ならサピックス、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研、関西圏なら浜学園、希学園など複数あり、どこがいいのか迷っている人は多いでしょう。そこで、西村さんに各塾の特徴を教えてもらいました。それを表したのが、こちらのマトリックスです。

(西村さんの話を基に日経DUALが作成)
(西村さんの話を基に日経DUALが作成)

 西村さんはこう話します。

 「大手進学塾を検討する際は、『入ってからの授業についていくために、入塾時点で先取り学習が必要となるか』と『授業のスピードの速さについていけるか』の2点が判断材料になります。例えば首都圏で人気が高いサピックスに通うのであれば、現時点で算数の計算は1~2学年上、国語の文章題は1学年上のレベルに対応できる学力が必要になります。それを前提に授業が行われるため、進度はかなりスピーディーです。一方、四谷大塚や早稲田アカデミー、日能研は、先取り学習はさほど必要ありません。日能研については、授業の進みはゆっくりで、同じ大手進学塾でもサピックスとは大きく異なります」

 「塾選びは、ある程度志望校が決まっているほうが選びやすいでしょう。ただ、すでに決まっているという家庭は少ないと思いますので、『現時点でどのくらい学習ができているか』『お子さんにとってどのくらいの授業のスピードがベストか』の2点以外に、塾の雰囲気や通塾時間(片道45分以内)、共働き家庭ならお弁当や自習室の有無なども検討のポイントになるでしょう」

 ここで一番大事なのは「子どもが自ら伸びる環境として、どの塾がベストであるか」という視点です。

 「そういう点では、大手進学塾にこだわる必要はありません。競争や集団が苦手という子は、少人数制で面倒見がいい地元の小規模の塾のほうが伸びやすいこともあります」

 今回は、大手進学塾の場合の入塾テストについて見ていきます。

次ページから読める内容

  • 大手進学塾は上位クラスほど有利になる
  • 学習の習慣と学力が求められる
  • 算数は頻出問題をチェック 対策をすることが大事

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書籍中学受験

西村則康
西村則康 中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表/中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員/塾ソムリエ 40年以上、難関中学・高校受験指導を一筋に行う家庭教師のプロフェッショナル。男女御三家、慶應、早稲田、灘、東大寺学園、神戸女学院など東西の難関校に合格させた生徒は2500人以上。受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『中学受援は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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