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中学校HP 美辞麗句の中にある「本質」の見抜き方

「校長あいさつ」から見えてくる各校の雰囲気、数字だけでは見えてこない進路実績の真実。高めておきたい学校選びに役立つ受験リテラシーとは?


学校の特徴や進路情報などを紹介している各校のホームページ(以下、HP)。どれを見てもいいことばかり書かれていて違いが分からない、と思っている人は多いのではないでしょうか? ところが、「細部までしっかり読み込んでみると、同じような言葉が並んでいるように見えても、各校の違いがハッキリと見えてくる」と話すのは、本連載でもおなじみ、中学受験プロ家庭教師の西村則康さん。学校HPの正しい読み解き方をアドバイスしてもらいました。

学校HPは情報の宝庫。写真1枚からも特徴が見えてくる

 学校の特徴がよく分かるツールとして、入試問題と学校HPがあります。よく入試問題は「学校からのラブレター」とたとえられます。一般的な知識から思考力や記述力を求める問題まで、各校は入試問題を通じて「こういう力を持った子に来てほしい」という思いを込めて作成しているからです。

 では、学校のHPでは何を伝えているのでしょうか? 西村さんはこう答えます。

 「入試問題が、その学校が求めている生徒像を知るためのものなら、学校HPは『私たちの学校は世の中からこう見えてほしい』という願いを込めて作られたものといえるでしょう。当然、よく見えてほしいですから、各校のHPはいいことばかりが書かれています。そのため、どの学校のHPも同じようなことが書かれていると思われてしまい、参考程度にササッと読んでおしまいという状況になりがちです。しかし、私はHPこそ情報の宝庫だと思っています。一見どこも同じように見えるHPですが、細部までしっかり読み進めていくと、各校の特徴が面白いほど見えてくるからです。

 まずトップ画面の写真だけでも、その学校の特徴が表れます。例えば鷗友学園女子、頌栄女子学院、吉祥女子は、ともに偏差値62~63(四谷大塚偏差値)とほぼ同レベルで人気の女子校ですが、それぞれのHPを開いてみてください。鷗友学園女子は空を背景に柔らかな日差しの中でほほ笑む女の子の姿がありますね。一方、頌栄女子学院は礼拝をしている姿、吉祥女子は黒板が象徴するように授業風景の写真を載せています(2022年9月下旬時点)。偏差値帯で見ると同じラインにいる3校ですが、HPの雰囲気はだいぶ異なりますよね。このように、たった1枚の写真からでも、その学校の特徴を感じ取ることができます」

HPを細部まで読み進めていくと、学校の特徴が面白いほど見えてくる(写真はイメージです)
HPを細部まで読み進めていくと、学校の特徴が面白いほど見えてくる(写真はイメージです)

次ページから読める内容

  • 人気女子校3校を比較、「校長のあいさつ」で見えてくる各校の特徴
  • 進路実績は合格者数ではなく進学者数をチェック
  • HPを見て感じたことを学校説明会で確認

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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