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子どもが発達障害 中学受験をどう考える

受験勉強の進め方や塾選びのコツを紹介。偏差値の高さよりも「好き」や「得意」を伸ばす学校選びを

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学習障害、自閉症、ADHDなど、発達障害を持つお子さんの進路に悩む親御さんは少なからずいます。その症状や特性はさまざまで、障害があることで学校生活を送ることが困難な面もある一方、突出した能力を持っていることもあります。中学受験という選択をどう考えればいいでしょうか? 障害のある子どもと家族のライフプラン設計をサポートする、LITALICOライフプランニングの髙橋基さんに聞いてみました。

発達障害があると、高校受験は難しいの?

 人とコミュニケーションを取るのが苦手、得意・不得意の凸凹がある、授業中にじっと座っていられない、文字を読んだり、書いたりするのが苦手。ひとくちに発達障害といっても、さまざまな症状や特性があります。小学校では普通学級で過ごしているけれど、このまま公立中学の普通学級に進学して大丈夫? 支援学級に行くのがいい? または中学受験をして私立中高一貫校へ行くことは可能なのかしら……?

 そんな親御さんの不安の声に耳を傾け、お子さん一人ひとりのペースや特性に応じた進路相談に答えているのは、LITALICOライフプランニングの髙橋基さんです。

LITALICOライフプランニングの髙橋基さん
LITALICOライフプランニングの髙橋基さん

 髙橋さんはこう話します。

 「公立中学に進学するに当たって、親御さんたちが一番心配されているのは、3年後の高校受験です。高校受験といえば、内申書が重要であることで知られていますが、内申書の中身はテストの点といった学力だけでなく、授業態度や生活態度など中学校生活のあらゆるものが評価の対象になります。例えばADHDのお子さんは、学力は高かったとしても、授業中に集中できずに立ち歩いてしまったり、友達と協力し合うことが苦手だったりと、学力以外の部分で高評価をもらえないことがあります。こうしたことを懸念し、内申書が要らない中学受験を選択するご家庭があります

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