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四谷大塚「予習シリーズ」改訂 塾選びが大きく変わる?

四谷大塚「予習シリーズ」改訂 カリキュラム進度がサピックスと同等もしくはそれ以上に


首都圏で中学受験を検討する場合、最難関校志望ならサピックス、難関校・上位校・中堅校志望なら四谷大塚や早稲田アカデミー…。いつからかそんな中学受験塾のイメージが生まれ、塾選びの参考基準になっているようです。「しかし、今はそのイメージのまま塾選びをしてしまうのは危険です」と警鐘を鳴らすのは、中学受験プロ家庭教師の西村則康さん。その理由は、四谷大塚や早稲田アカデミーのテキスト「予習シリーズ」の大幅改訂にあると言います。では、どのように中身が変わったのでしょうか? 詳しく紹介します。

「間口の広い塾」というイメージで入ると苦労する

 「予習シリーズ」とは、大手進学塾の四谷大塚が出版している中学受験用教材です。四谷大塚とその準拠塾だけでなく、早稲田アカデミーでも教材として使われています。「予習シリーズ」は四谷大塚のサイトから購入できるため、他塾に通っている場合でも弱点補強のために購入したり、自宅学習で中学受験を検討する場合に独学用に購入して使用したりするケースもあります。

 この「予習シリーズ」が改訂されたのは、2021年、当時の新4年生分からです。22年には5年生のテキストが改訂されました。つまり、今、四谷大塚や早稲田アカデミーに通っている小学4年生、5年生が改訂版の新テキストを使用していることになります。

 新テキストの印象を西村さんはこう話します。

 「一番の大きな変化は、算数の進度がかなり速まったことです。『予習シリーズ』といえば、丁寧な説明と分かりやすさを考慮した構成で、以前は難関校志望はもちろんのこと、中堅校から下位校志望の子でも質の高い学習ができる内容となっていました。しかし、今回の改訂で進行速度が上がり、サピックス同等の進度・深度にレベルが上がりました

 具体的には、これまでは四谷大塚では4年生の2学期に学習していた『図形』や『場合の数』といった単元が1学期に前倒しとなりました。もともと空間認識力が身に付いている子なら抵抗はありませんが、多くの場合、この時点で理解させるのは難しく、実際に塾の授業についていけないという4年生の声をよく聞きます。

 学習の前倒しによって生じているメリットとデメリットがあります。すでに子どもが四谷大塚や早稲田アカデミーに通っている場合、その両者を親が知っておかないと、家庭学習のフォローが難しいと思います」

 では、具体的にどのように変化があり、親はどのようにフォローをすればいいのでしょうか。また、これから入塾を検討する場合は、どんな点に気を付ければいいのでしょうか。詳しく紹介します。

「予習シリーズ 算数5年【上】」のテキスト。表紙が風景写真のものが旧版(左)、ペンギンのイラストが描かれた表紙は改訂版テキスト
「予習シリーズ 算数5年【上】」のテキスト。表紙が風景写真のものが旧版(左)、ペンギンのイラストが描かれた表紙は改訂版テキスト
「予習シリーズ 算数5年【上】」のテキスト。表紙が風景写真のものが旧版(左)、ペンギンのイラストが描かれた表紙は改訂版テキスト

次ページから読める内容

  • テキストの中身を知ってミスマッチを防ぐ
  • すべて理解しようとせず、学習の取捨選択を
  • 理科と社会、オールカラーのテキストで読みやすく

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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