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中学受験で子どもを追いつめる親たち

「あなたのためよ」「頑張れば報われる」「私はできたのに」眉間にシワを寄せて不機嫌な顔で子どもに言っていたら要注意


近ごろ、「教育虐待」という言葉が多く取り上げられるようになりました。教育虐待とは、教育熱心な親が過大な期待を子どもに寄せ、過度な要求をしてしまうこと。「昔から『教育ママ』という言葉があったように、それと似たようなことは行われていたけれど、今の時代の『教育虐待』は少し質が違います」と中学受験専門のプロ家庭教師・西村則康先生は言います。

それはどういうことなのでしょうか?

親が持ってしまう「頑張れば報われる」という根性論

 「よく『中学受験は親子の受験』といわれるように、親のサポートなしでは成り立たない受験です。なぜなら小学生の子どもは成長途上にいるため、大学受験に挑む高校生のように自分でスケジュールを立てて、自律的に受験勉強を進めていくのは難しいからです。そのため、親がリードをしながら進めていくことになります」(西村先生)

 ところが、親も初めての経験ということが多いし、今の時代はインターネットを通じて何でも情報を得ることができるので、「少しでも合格に近づけるのであれば」とあれもこれもやらせる親御さんが多いといいます。

 「もともと昔から日本には『頑張れば報われる』という根性論があります。中学受験においても『たくさん勉強をすれば合格できる』『今我慢をして勉強をすれば、将来は保証される』という考えをお持ちの親御さんは少なくありません。そのため、わが子を思って、必要以上に勉強をやらせすぎてしまうのです」

 「しかし、小学生の子どもは体力も気力も大人のように丈夫ではありません」大人のように無理がきかないのです。

写真はイメージです
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次ページから読める内容

  • 中学受験は成熟度の高さが関わる
  • 習い事を詰め込みすぎてしまうと工夫をしない子になる
  • 中学受験はお母さんが笑顔ならたいていはうまくいく

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西村則康
西村則康 プロ家庭教師・名門指導会代表、中学受験情報局主任相談員、塾ソムリエ。40年以上、難関中学・高校受験指導を一筋に行う家庭教師のプロフェッショナル。男女御三家、慶應、早稲田、海城、世田谷学園、渋谷教育学園幕張、灘、洛南高附属、東大寺学園、神戸女学院など東西の難関校に合格させた生徒は2500人以上にのぼる。受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム)、『中学受援は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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