1. 日経xwomanトップ
  2. DUAL
  3. 子育て・教育
  4. 共働き中学受験 基本のキ
  5. 中学受験の親子ゲンカを回避 まずは子のタイプ知ろう

中学受験の親子ゲンカを回避 まずは子のタイプ知ろう

子どものタイプごとに「言われてうれしい」言葉も異なる。「やりたい」「やれそう」の気持ちが高まる親の声かけとは


塾のテストが近いのにいつまでたっても子どもが勉強を始めなかったり、宿題を始めてもやる気にムラがあったりする……。そんな姿を見て、「いつになったら、やる気を出してくれるの?」と嘆いている親は少なくないでしょう。「受験勉強で『子どもをやる気にさせるツボ』は、子どものタイプによって異なります」と話すのは、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1副代表の馬屋原吉博さん。では、どんなアプローチが効果的なのでしょうか。

やる気を生み出す3つのかけ算

 中学受験をすると決めたなら、自分から進んで勉強してほしい……。ところが、子どもは、勉強の時間が来ても、なかなか始めようとしない。そこで、親のイライラが爆発し、親子ゲンカが勃発。どこの家庭でも一度や二度はそんな経験があるのではないでしょうか。いや、毎日がバトルという家庭もあるかもしれません。

 そもそも「やる気」とは何なのでしょう。

 馬屋原さんはこう話します。

 「やる気は何かをポチっと押せば高まる、というものではありません。やる気とは、『やりたい=will』という気持ちと、『やれそう=can』という成功の予感が掛け合わさって生まれる感情です。受験勉強の場合は、『やらねば=must』という気持ちも大切です。これらの3つの感情が掛け合わされたときに、やる気が起きるのです。特に『やりたい』『やれそう』という感情が高まると、やる気がアップし、自分から進んで勉強する子になります。

 しかし、『やりたい』『やれそう』という気持ちの持ち方は、人によって違います。そのため、その人のタイプに合わせて働きかけることが大切です。ここを間違えてしまうと、何も響かなかったり、かえってやる気を奪ってしまったりすることがあるので、注意が必要です」

 逆に言えば、間違った声かけで「やりたい」「やれそう」が下がれば、相乗的にやる気もダウンするというわけです。

 子どものタイプはどう判断するのでしょうか。人のタイプには、「物事への取り組み方」と「物事の判断の仕方」の2つの軸があります。次のページから、軸ごとにどうタイプ分けできるか、タイプごとにどのように声かけをすれば子どもの「やりたい」が高まり、それに連動して「やる気」が高まるのか、具体的に解説してもらいます。

次ページから読める内容

  • 2つの軸でやる気のツボを見分ける
  • 成績アップの秘訣は「子どもに気分良く勉強をさせること」
  • 「やれそう」の気持ちを高めるには?

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る
10月中学受験セミナー

馬屋原吉博
馬屋原吉博

SS-1 副代表

中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1で副代表として社会と国語を担当し、筑駒・開成・桜蔭をはじめとする難関中学に多くの生徒を送り出している。必死で覚えた膨大な知識で混乱している生徒の頭の中を整理し、テストで使える状態にする指導方法が好評。バラバラだった知識と知識がつながりを持ち始め、みるみる立体的になっていく授業は、生徒はもちろん参加している保護者にも人気がある。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。『カリスマ先生が教えるおもしろくてとんでもなくわかりやすい日本史』(アスコム)など著書多数。『今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る』(かんき出版)は版を重ねている。

…続きを読む

越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

…続きを読む