漫画は夢中になって読むのに、勉強となると集中力が続かない。そんなわが子を見て「漫画ばかり読んでいないで、勉強しなさい!」と叱ってしまう人は多いかもしれません。しかし、「漫画こそ勉強に有効」と話すのは、現役東大生で数々の学習攻略本を出版する西岡壱誠さん。監修を担当した近著『東大×マンガ』(内外出版社)では東大生が大学受験や人生に役立つ漫画を55作品紹介しています。では、小学生にとっては、どんな漫画が日々の学びや中学受験に役立つのでしょうか。詳しく教えてもらいました。

机に向かうことだけが勉強ではない

 「勉強というと、机に向かって黙々と問題を解くものだと思い込んでいませんか? 漫画やゲームなど子どもが好きなものは勉強の妨げになると思い込んで遠ざけようとする親御さんがいますが、それは大きな間違いです。実は東大生の多くは漫画もゲームも大好き。とりわけ漫画は、勉強を好きになる絶好のツールだと感じています。それを活用しない手はありません」

 そう話すのは、現役東大生の西岡壱誠さんです。西岡さん自身も大の漫画好きで、漫画を通じて得た知識はたくさんあると言います。

現役東大生の西岡壱誠さん
現役東大生の西岡壱誠さん

 西岡さんはこう話します。

 「子ども自身、『勉強はつまらないもの』と思っているケースもあります。それは『勉強』=『机の上でやるもの』と思い込まされているからでしょう。もちろん、そうした、机に向かって問題を解く勉強も必要ですが、友達と遊ぶことも、街歩きをすることも、漫画を読むことも、生活の中のすべてが学びで、勉強とつながっています。文部科学省の新学習指導要領で探究活動が重視されるようになり、大学入試の問題も従来の暗記や演習といった受験に特化した勉強から、日々の生活や実社会につながる内容にシフトチェンジしています。こうした方向転換の背景にも、机に向かう勉強以外の経験が大切であるという考えがあるからです」

 次のページから、具体的に、小学生の社会や理科の学びに役立つ漫画を紹介してもらいます。

次ページから読める内容

  • 漫画は“空気”を知ることができるところに価値がある
  • 漫画での追体験は、国語の「感情理解」につながる
  • 漫画で勉強のモチベーションをアップ!

続きは、日経xwoman有料会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る