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2020中学入試速報 私学の出題意図が大きく変化

西村則康さんと名門指導会が難関校入試を分析。これからの受験生はどう勉強すればいい?


2020年度の難関私立中学校の入試では、どんな問題が出題され、どんな力が試されたのでしょうか? 新型コロナウイルスの影響で各塾の入試報告会が中止・延期となり、内容が気になっている人も多いでしょう。西村則康さんと中学受験のプロ家庭教師集団・名門指導会の先生たちに、難関校の入試問題の中身を分析してもらいました。

中学側の出題意図とは

 知識重視から「思考力」や「記述力」が求められるようになるといわれている大学入試改革。昨年、大きな混乱があり、今後どのような入試になるのかいまだ不透明ですが、大学入試改革をはじめとする教育内容刷新の流れは、中学入試においても影響が出ているようです。

 「昨年から、何かが変化し始めている予感はありましたが、桜蔭中や開成中の理科を解くうちに確信に変わりました」

 そう話すのは、中学受験のプロ家庭教師集団・名門指導会代表の西村則康さんです。

 「桜蔭中や開成中の理科入試といえば、これまではどれだけたくさんの知識と解法を知っているかを問う問題が並んでいました。それをいかに早く正確に解けるかが合否のカギを握っていたともいえるでしょう。ところが、今年はこれまでの処理系の問題から、思考力を問う問題に変化していたのです。知識は基礎的なものにとどまり、代わりに自らの頭と手を使って、考え抜いて解く問題が増えました

 「この2校に限らず、今年の難関校の入試問題を解いてみて感じたのは、難関校はそろって、『読み取る力』『思考する力』『表現する力』を重視する入試問題にかじを切ったということです。この流れは今後も続いていくと予想します。何年か後には、中学入試の出題意図が大きく変わった年として2020年が記憶されるかもしれません」

 では、なぜ難関校は出題意図を変えてきたのでしょうか?

次ページから読める内容

  • 自発的な好奇心を持ち、自分で考える子を求める難関校
  • 各教科共通して必要となるのは「主体的な学びの姿勢」
  • 「何を勉強するか」ではなく「どのように勉強するか」

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西村則康
西村則康 プロ家庭教師・名門指導会代表、中学受験情報局主任相談員、塾ソムリエ。40年以上、難関中学・高校受験指導を一筋に行う家庭教師のプロフェッショナル。男女御三家、慶應、早稲田、海城、世田谷学園、渋谷教育学園幕張、灘、洛南高附属、東大寺学園、神戸女学院など東西の難関校に合格させた生徒は2500人以上にのぼる。受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム)、『中学受援は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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