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プロ家庭教師が分析 これからの受験生に必要な力は

2021年度は全体的に易化傾向。上位校の入試問題から見えた、家庭学習で必要なこと


コロナ下で行われた2021年度中学入試では、どんな問題が出題され、どんな力が試されたのでしょうか。また、これから中学受験を迎える小学生にとって、今後はどのような家庭学習が必要になるのでしょうか。中学受験のプロ家庭教師・西村則康さんが解説します。

コロナ禍で受験生に配慮? 例年より「易しかった」

 「21年度の入試は、全体的に易しくなったように感じました」

 開口一番、西村さんはこう話します。

 「その理由は、新型コロナウイルスの影響が大きいと思います。女子校に関しては、最難関校の桜蔭中のみ例年通りの難問が出題されましたが、女子学院中と雙葉中は例年よりも易しめの問題でした。そのため、合格平均点も上がっています」

 「四谷大塚の偏差値で50くらいの、中堅の女子校も軒並み易化しました。どの学校も基本的な問題にとどまっており、塾で習ったことがあるような見慣れた問題の出題、典型例が目立ちました。塾で習う範囲を超えることなく、定番の問題を多く出したのは、恐らくコロナで十分な受験勉強ができなかった受験生への配慮ではないでしょうか。ただし、問題が易しくなったことで高得点勝負となり、一つのミスが合否を分ける結果となりました」

 では、男子校はどうだったのでしょうか。西村さんはこう話します。

 「男子校も全体的には易しくなったという印象です。ただし、上位校については少し変化が見られました」

これからの受験生はどのように学習を進めていけばいい?(写真はイメージです)
これからの受験生はどのように学習を進めていけばいい?(写真はイメージです)

次ページから読める内容

  • 男子上位校 パターン学習では太刀打ちできない
  • 知識そのものではなく「なぜそうなのか?」
  • 「スピーディー」と「スロー」のメリハリが必要

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西村則康
西村則康 プロ家庭教師・名門指導会代表、中学受験情報局主任相談員、塾ソムリエ。40年以上、難関中学・高校受験指導を一筋に行う家庭教師のプロフェッショナル。男女御三家、慶應、早稲田、海城、世田谷学園、渋谷教育学園幕張、灘、洛南高附属、東大寺学園、神戸女学院など東西の難関校に合格させた生徒は2500人以上にのぼる。受験学習を、暗記や単なる作業だけのものにせず、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で切り込んでいく授業は親からの信頼も厚い。『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』(アスコム)、『中学受援は親が9割 最新版』(青春出版社)、『難関校合格のすごい勉強習慣』(日本能率協会マネジメントセンター)など著書多数。

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越南小町
越南小町 1971年、東京生まれ。フリーライター。子どもの誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、保育園専門誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材・執筆。7年前に子どもの中学受験を経験したものの、国立大学の付属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。

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