【入試1週間前の親の心得】 本番で慌てないための持ち物リスト

 さて一方、そのころ、親は何をすればよいのでしょうか?

 小川先生はこう話します。

 「本番でお子さんが今持っている力を最大限に発揮するには、不安な状態にさせないということが最も大事。そのためには、事前の準備が必要です」

 「受験当日、試験会場にどのくらい前に着いていたらよいか。電車のダイヤが乱れた場合は、どんなルートで行くことが可能か。雪が降ったときはどうするかなど、あらゆる事態を想定して、そのための準備をしておきましょう」

 「入試当日の学校最寄り駅は、予想以上の混み具合になります。例えば、東京・広尾にある広尾学園は約600人の受験生に親、塾関係者がやってくるので延べ1500人。加えて、サラリーマンの通勤経路でもあるので、とても混雑します。早く行き過ぎても困りますが、自宅からの所用時間プラス30分の余裕は持っておくようにしましょう」

 「最寄り駅まで無事に到着しても油断は禁物です。偶然、子どもが友達と会って話しているうちに親子がはぐれてしまうことがあります。万が一に備えて、親と連絡が取れるように小銭と親の連絡先、または学校までの地図を持たせておきましょう」

 次のリストは、小川先生がおすすめする受験当日に用意したほうがよいものを挙げたものです。学校によって、時計や下敷きなどは持ってきてもよい場合とNGの場合があるので、事前に確認をしておきましょう。

【入試本番 持ち物リスト】

□ 受験票
□ 文房具一式(予備も含めて2セット用意)
□ お弁当
□ 水筒
□ 上履きとそれを入れる袋
□ ハンカチ・ティッシュ
□ 駅から学校までの地図
□ 入試要項(学校の連絡先や校内地図が書かれている)
□ 時計
□ 下敷き
□ 薬(酔い止め、下痢止め、痛み止めなど)
□ 生理用品(女子の場合)
□ マスク
□ 小銭
□ ICカード乗車券(当日駅が混み合うので十分にチャージをしておくこと)
□ 靴下の予備(雨や雪に備えて)
□ 手袋、マフラー、カイロなどの防寒具
□ 大きめのエコバッグ(脱いだ上着などを入れておく)

 さらに、小川先生はこうアドバイスをします。

 「受験に絶対はありません。当日の子どもの体調やメンタルによって、安全校として受けた学校が不合格になることもあります。できることなら全落ちは避けたいものですが、万が一、不合格が続いた場合、その次をどうするか、事前に夫婦で話し合っておきましょう。とにかく一つでも合格を手に入れたいのであれば、受験するかもしれない学校の願書はすべて用意しておくことをおすすめします。または、高校受験でリベンジをすると決めておくのでもいいと思います。大事なのは、何があっても、親が動揺しないことです」

【入試当日の1週間前までに親がしておくべきこと】

● 受験票のコピー、証明写真の予備を用意しておく。万が一のことを考えて、安全校として受けた学校が不合格だった場合も想定し、受験するかもしれない学校の願書はすべて用意しておく
● 電車の順路、駅から試験会場までの順路を確認しておく。電車は事故や遅延などに備えて、別ルートも調べておく
● 雨や雪に備えて、長靴やスノーブーツを用意しておく。その際、1~2度履き慣らしておくとよい
● 学校ごとに募集要項を再確認し、各学校の持ち物を書き出す