日経DUALの「共働き子育てしやすい企業グランプリ2017 」で22位となったビースタイル。2002年に創業した同社は、ベンチャー企業のイメージそのままに長時間働くのが当たり前だった時期を経て、2016年から総労働時間を削減するプロジェクトに取り組み、社内の光景を一変させた。同社の「両立しやすさ」について、ママ・パパ社員らにお話を伺い、・中・編に分けてお届けする。中編では、創業間もない時期に中途入社し、同社の総労働時間削減プロジェクトの中心的役割を担ったママ社員2人にご登場いただく。

時短にしたら、仕事が全く終わりませんでした

ビースタイルの執行役員で人材開発部部長の百瀬愛子さん
ビースタイルの執行役員で人材開発部部長の百瀬愛子さん

 「『今の業務を時短でできるか、チャレンジしてみるか』。育休からの復帰のとき、社長にそんな言葉をかけられました」

 ビースタイルの執行役員で人材開発部部長の百瀬愛子さんは、そう振り返る。百瀬さんは、2004年に中途入社。2009年の終わりに出産し、2010年の4月に復帰した。同社の総合職として育休復帰する女性の第1号だった。「産休に入ったときは人事のマネジャーでした。幸か不幸かリーマンショックのころで、採用もそれほどなかったため、4カ月の育休中は代理の人に任せて、同じポジションに復帰しました」。

 「もう遠い昔のことですが、入社してからしばらくは、それこそ深夜まで働くのは普通で、23時から営業ミーティングなどをしていましたね」。そんな猛烈な働き方をしていた百瀬さんが育休を取得し、さあ復帰となったときに社長からかけられた言葉が、冒頭のセリフだ。

 

 復帰後1年間は9時半~16時半の時短勤務。「仕事が全く終わりませんでした。まず、悩んでいる暇がない。悩みやモヤモヤは持ち越さず、雑念が入らないように目の前のことに集中する習慣を付けました。とにかくその1年間は生産性を高め、問題解決力を上げるために、あらゆることをしました

メールの使い方から見直して生産性アップ

 基本的なメールの使い方から見直した。「それまでは時間でカバーできていたので、そこまで自分の仕事の仕方を見直したことはありませんでした。 8年前の当時、私を含め、社員は大量のメールに追われて仕事していました。そこで今では当たり前ですが、受信トレイでメールを管理せず、タスクで管理することを徹底しました。また、自分で企画を行った場合は、かかった時間を見直し、『次短縮するには?』などの振り返りを行い、スケジュール管理と改善を繰り返していました。仕事の生産性を上げるために、時間管理をはじめ、あえて仕事の仕方の振り返り時間の確保を継続したことが一番大きかったと思います」

次ページから読める内容

  • 「ああはなりたくない」という調査結果がきっかけ
  • 生産性が高い働き方がかっこいいと思われる風土を作る
  • 自分に合った働き方を認めてもらえると、頑張ろうと思える

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