日経DUALの「共働き子育てしやすい企業グランプリ2017」で22位となったビースタイル。2002年に創業した同社は、ベンチャー企業のイメージそのままに長時間働くのが当たり前だった時期を経て、2016年から残業削減プロジェクトに取り組み、社内の光景を一変させた。同社の「両立しやすさ」について、ママ・パパ社員や残業削減プロジェクトの担当社員にお話を伺い、上・編に分けてお届けする。上編では、新卒採用の二期生として入社し、猛烈に働いた20代を経て、出産を機に工夫して自らの働き方をがらりと変えた、ママ社員にご登場いただく。

社員が30人に満たないベンチャーで猛烈に働き始めた

続木香織さん(スタッフィング事業部営業推進ユニット兼FS&コンプラ企画ユニット統括マネージャー)
続木香織さん(スタッフィング事業部営業推進ユニット兼FS&コンプラ企画ユニット統括マネージャー)

 創業間もないベンチャー企業というと、様々なチャンスが与えられる代わりに、何から何まで自分でこなし、猛烈に働いて鍛えられる――そんなイメージが一般的かもしれない。「22時、23時まで働くのは普通でしたし、終電やタクシー帰りになる日もありました」とビースタイルの続木香織さん(スタッフィング事業部営業推進ユニット兼FS&コンプラ企画ユニット統括マネージャー)は振り返る。

 続木さんは、創業後わずか3年半の同社に新卒採用の二期生として入社した。メーン事業は主婦人材を活用したパートタイム型派遣事業だった。「入社当初は営業職として働きました。新卒採用の私たちを含めて全部で30人ぐらいしか社員がいなかったので、新規開拓営業から契約などの事務手続き、派遣スタッフのフォローなどほぼ全部自分でする感じでした」

 「私の入社当時は派遣の35歳定年説があって、子どもがいる主婦のパートタイム派遣事業になかなか理解が得られず、電話営業をしても『主婦の……』と言った途端切られるなどは普通でした」。その後、新しいサービスの立ち上げや、コンサルティング視点を含めた総合営業など、多種多様な業務を経験。時間をかけて猛烈に働く日々を経て、7年目の2012年からマネージャー職に就いた。「もちろんプレーイングマネージャーです」と続木さん。

保活に関する情報不足で「復職できないかも!?」

 2014年に社内結婚。事業拡大に伴う新たな営業機能の立ち上げに関わってほしい、と言われた2週間後に妊娠が発覚した。「幸いなことに、つわりがほぼなかったので、上司に『早く帰れよ』と言われつつも、妊娠中も21時ごろまで働き、出産予定日6週間前ギリギリまで営業先へあいさつに回っていました」

 6月に出産後、保活を始めたのは10月ごろ。「保活についてあまり知識がなかったのです。それ以前に、一度自治体の窓口に行ったら、『翌年度入園分の資料は10月にできます』と言われ、それを真に受けて10月に行ったのです。そしたら、そんなのんびりしていては来年4月からはどこも入れない、ということが分かり、このままでは復帰できないかもと、焦りました

次ページから読める内容

  • たまった有休を使って週3日勤務で復帰
  • 基本は「17時半に帰る」、メールの返信も電車内まで
  • トラブル時の判断基準を常にアップデート
  • 情報共有を工夫すれば、迷惑をかけない状態は作れる

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