働き方を変えるプロジェクトに取り組む建設機械メーカーの「技研製作所」。同社の施策を2回に分けて紹介する。前編は、子育て中の男性社員と人事担当社員に、後編は夫婦で時短勤務を活用して仕事と育児を両立する女性社員に登場いただく。「早く帰れるようになり、効率よく働く手法も自然に身に付いた」という改革の3本柱とは。

<技研製作所 取材リポート>
【前編】 コミュニケーション改革で「帰れない理由」洗い出す←今回はココ
【後編】 夫婦で時短勤務 スマートスピーカー駆使し情報共有

働き方を変えるためにコミュニケーションを変える

 「上司を『さん付けで呼ぼう』という運動がありました」。そう振り返るのは、技研製作所の工法事業部工法推進課主任の小笠原裕介さん。現在、5歳と7歳の2児のパパでもある。

 「役職はどんどん変わりますよね。間違えたらいけないから、まず調べてから、などとやっていたら時間がかかります。その時間がもったいない、と」

工法事業部工法推進課主任の小笠原裕介さん
工法事業部工法推進課主任の小笠原裕介さん

 役職名から「さん付け」に変えると、思わぬ効果もあった。名前を呼ぶことで、社内のコミュニケーション力が上がり、風通しもよくなったのだという。

 同社では2017年前後から働き方を変える施策を本格化させた。3つある大きな施策のうちの1つが、コミュニケーション改革だ。

 ユニークな取り組みの一例が、その名も「懇親会」と呼ばれるもの。「製造部門の懇親会は2017年から半年に1回行っており、200人近くが集まります。結婚式を開くようなレストラン会場などで行い、社員で出し物などをするような普通の懇親会なのですが、席順がくじ引きのため、普段コミュニケーションを取ったことのない人が隣になることもあります。特別ゲストとして他の部門の人が来るケースもあります。こうやって社員同士がどんな人か理解し合うことで、業務上でもコミュニケーションが取りやすくなり、業務の効率化につながります」(小笠原さん)

次ページから読める内容

  • 「こんなに早く帰ってきて大丈夫?」と妻に驚かれた
  • 会社から時間と予算を与えられて「みんなで考えよう」
  • 「ユニークでもいいものはいいと思いなさい」という風土

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